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8:10起床。昨日のコンビニLG25へ。おにぎりを買う。とりあえず、キムチの写真がついたのを避ける。パンとお茶ボトルも買って、2600W。宿に帰って食べてみたらおかかのおにぎりだった。三角の包装も、底辺のところに印刷してある海苔の巻き方の説明も、すべて日本と同じで、文字だけ違うこの不思議さ。シャワーを浴びて、TVを見る。

9:30 徒歩1分ほどなので、安国駅に向かう。ちょうど電話がかかってきて、15分ほど遅れそうだという。地下鉄の出口のところで壁によりかかって待つことにした。出口の近くに警察署があり、警察署の前にはなんと警官の着ぐるみが立っている。やたら愛嬌のある顔つきの着ぐるみが、前の道を通る車などに愛嬌を振りまいている。なんなんだ。

15分後、階段を登ってきてまわりを見まわしている女の子。目が合う。この子がSinさんのようだ。髪はショートで、茶色。ソウルも、茶色に染めてる人は東京と同じぐらいの感じかな。男は染めてる割合が少ないけど。ごく普通の、日本でもそのへん歩いてそうな服装。フレームが横長のメガネをかけてる。SMAPのCDを渡す。気に入るといいけど。

どこに行きたいですか、と聞かれたが、やはり考えがまとまらない。生のソウルを体験できればよくて、いわゆる観光地にはあまりひかれるものがないが。とりあえず、隣の駅に景福宮があるので、そこを見に行くことに。

景福宮の中心部は、補修中らしく、まわりじゅう柵がしてあって近づけない。左側にある博物館に入る。700W 3階建てにわたる博物館は、おもに土器や工芸品などを時代順に並べているものらしい。僕はアートを解さない人間なので、青慈や白磁が並べられてても、「ふーん」てな感じで、ろくすっぽ展示も見ずにSinさんと雑談しようとするが、世界史選択でそれが一番好きな科目だったから、パネルの解説に歴史的な事件とかが載ってるとふむふむ読んで喜んだりしてた。百済からの仏教伝来(ごさんぱい=538だね)、李舜臣将軍と彼の亀甲船などの記述とかね。さぞかし変なやつと思われたことだろう。

Sinさんは、去年だかに交換留学生かなんかで広島に1年弱住んでたそうな。日本の食べ物で好きなのはお好み焼きで、関西風と広島風の両方試したけど、やっぱ広島風がよかったとか。また、3泊4日で東京、横浜、箱根にも行ったことがあるそうで、東京では原宿が面白かったという。たった3泊なので行きたいのに行けなかったところがもっとあったけど、だそうだ。日本語が専攻ということで、今修士過程だそうだ。

昼近くになり、ケータイで友達にこの近くにおいしい店がないか聞いてくれている。僕が池袋や新宿で店知らないのと同じで、ソウルの学生だからってソウル中詳しいわけではないのはあたりまえ。その友達の教えてくれた店に行く。インサドンの入り口、よーは旅館の近くのLG25の真裏だったのだが、ピビンパ専門店みたいなところ。昼なのに他の客がほとんどいなかったが、例によっておまけのついたピビンパは辛いが美味しかった。二人前10000W。韓国ではワリカンという仕組みが存在しないと読んでたので、ここは払って、次払ってくださいと言った。

インサドンを南へ向かって歩く。ここはギャラリーや骨董屋などが多い通りだが、観光客用にちょっとした小物も多く売っている。Sinさんが、CDのお礼といって、ケータイにつける伝統服を着た子供をかたどったストラップを買ってくれた。チマチョゴリですね、というと、韓国ではチマチョゴリとは言わないんですよ、と訂正された。袴がチマで上がチョゴリ(逆かも)とは言うけど、上下あわせてもチマチョゴリとは言わず、韓服というらしい。道にはいろんな屋台も出ていて、巨大な飴(1メートル以上ある)を、かんなで削ったものを売ってたり、これまた飴を、伸ばしては折り、伸ばしては折り、そうめんより細い束にして売ってたりする。他にもいろいろあるけど、飴好きだなあと感じた。

インサドンのわき道に入ったところにある喫茶店に入る。庭園とギャラリーも持っている店のようで、この近くには芸能人の経営するのとかも含めてこういうおしゃれな喫茶店が多いという。壁やテーブルには、日本語や英語も含めて観光客の残したメモみたいのがいっぱい。干し柿入りの甘いお茶と、もち米で作ったお菓子を食べる。さっきのピビンパより高くついたような気がするが、Sinさんが自分の番だというのでごちそうになった。

チョンガク駅から地下鉄、南大門市場へ。ビル一軒全部服屋というショッピングセンターで、バーガンディ色のシャツを買う。着たきりだったからね。値札は53500Wだったが、Sinさんが聞いてくれると15000Wになった。定価で売ってるわけではないんです、という説明をSinさんが訳してくれたが、観光客なら定価で買わされているのかもなあ。

そのまま明洞へ歩く。明洞の印象は、まんま「渋谷センター街」。ファーストフードだらけで、日米のご存知の店が連なり、道は人だらけ。サーティーワンでアイスを食べる。シングルで1300W。

両替した2万円分のウォンがそろそろつきかけてきた(そのうちの1万円は4泊分の宿代で消えたんだが)。こういうところなら両替できるだろうと思っていたが、銀行しか見当たらず、その銀行も土曜で閉まっている。ATMからCirrusで引き出そうとしたが、なぜか暗証がはねられてしまう。これは月曜までビンボー生活かと思ったが、ホテルで両替という手段をすっかり忘れていた。普段そういうホテルい泊まらないからね。レートも悪そうだし。地図を見て、近くにあった世宗(セジョン)ホテルへ。1万円渡して「両替して」って言ったら、カウンターのお姉ちゃんは「これだけですか?」と万札をひらひらさせて聞き返してきた。ははは、悪かったな。10000円で960000ウォン。空港に比べて1000円近く悪い。

晩御飯の場所も、Sinさんのすすめにおまかせ。地下鉄をのりついで大学路(テハンノ)というところへ移動する。Sinさんによれば、小劇場などがたくさん集まっている街らしい。下北沢みたいなところか。

店は駅の近く。ちょーぶー??(名前忘れた)。韓定食を出す店だ。店は見とおしが良く、かなり広い。客は150人ぐらいはいるか。四角いフロアに、井の形に通路があり、中央の島では、民族衣装を来た男性が何かの楽器を演奏している。靴を脱いであがると、そこもオンドル式でほんのり温かい。座布団に座ると、二人の間の床にお茶とサツマイモの蒸したようなのが出てきたが、「机がない」。まわりを見ると、食事してる人のところは机があるが、来たばかりの人のところはみんな机がないのだ。すると、横の通路を、これも民族衣装を来た男二人が、机に皿を満載して運んでいく。Sinさんによれば、どこの韓定食屋でもこんな感じなわけじゃなくて、すべての店員が民族衣装を着てたり、生演奏や机ごと持ってくるのも、この店の演出らしい。

ガイドブックで読んだので知ってたが、韓定食はこれまでの食事よりさらに皿数が多い。一人20皿ぐらいの料理が出てくる。なるほどこれなら、テーブルごと運んできて、テーブルごと片付けるほうが実は楽かもしれない。いやもう、なんていうか豪華でうまいです。辛くてどうしても食べられなかったものもあるけど。そして例によって、ほとんど残ってしまう。もったいないとは思うが。中央では、さっきの弦楽器の男性に変わって、3人の女性がそれぞれ琴や弦や鼓みたいのを演奏している。

カードで支払いを済ませて出ようとすると、なんか背広のおじさんが出てきて、日本語で「今日のお食事の記念品です、どうぞ」といって何か差し出してきた。「ありがとう」と言って受け取り、店を出た。Sinさんも、こんなの初めてだという。ものは、裏に店の名前や住所の入った、カード型の鏡だった。両側銀色で、店名の入ったほうもかっこいい絵入り。どうも、日本人観光客に対する売りこみとしてやってるように思える。たしかに記念としてはいいが、こんなの持ち歩いてみだしなみチェックしたりする習慣はないからなあ、ビジュアル系(だれが?)としては失格だが。Sinさんにあげた。

ありがたいことに、Sinさんは、明日の昼からも、案内してくれるという。午前中はバイトか何かですか?ときいたら、礼拝だという。韓国では3割ほどはクリスチャンと聞いてはいたが、ちょっとびっくり。日曜日は、家族全員が毎週必ず教会に行くとか。僕はガチガチの無神論者なので、まあ本当に理解するのは難しいが、物心ついたときから毎週なら、それが生活の一部になってしまっているのだろうなあ。

Sinさんのお姉さんが近くに来てるというので、待ち合わせる。おしゃれな建物が並んでいる中、Taco Ricoというメキシカン料理屋に入る。3階に上り、テラスにでると、テラスには屋外用のストーブが並べられ、あたたかい。人参茶(インサンチャ)を頼む。ケータイで場所を教えて、やがてお姉さんが来た。お姉さんは茶色でロングヘア。後輩(大学関係か?)たちと一緒に近くで飲んでたらしい。日本語は話せず、英語はわかるようだが照れてかほとんど話さなかったので、詳しいことはわからないが、ウェブデザイナーらしい。韓日中英四カ国語での旅行案内サイトを作ってるということだ。World Tipsというサイト。韓国旅行のサイトかと思ったら、東京やアメリカの旅行情報も扱うという。しかも韓国資本の会社のようだし。それはなかなか野心的だなあ、と思った。

姉妹は家が遠く、地下鉄は乗り換えで間に合わないかもしれないのでここからバスに乗るというので、大学路で別れて帰宅する。お姉さんが、安国は近いし、地下鉄は2回乗り換えだからタクシーのほうがいいのではとすすめたが、もう地下鉄はマスターした、と思ったので、地下鉄で帰ることに。地下鉄自体は問題なかったが、後で地図をみたら、大学路と安国はほんとうに近かった。歩こうと思えば歩けるぐらい。さすがに深夜は寒かったので、歩くのはたいへんだったろうが。コンビニLG25で水を買って旅館へ。

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