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ドル建てのクレジットカードをもう一枚別の会社で作っておこうかな、などと思った。きっかけは最近やたらとカードの申し込みダイレクトメールが送られてくるからだが。

年会費無料のやつを一つ選んで、ウェブから申し込んでみたら、「60秒で審査の結果が出ます」、ときて、すぐに「審査にとおりました、10日以内にカードを送ります」、となった。ほんとかよ。まぁ、審査通せそうな人に郵便を送ってるのだろうけど、それにしてもこの簡単さはすごい。さすがカード社会アメリカ。いかにカードを作らせるかに血道を挙げているなあ。

そのうち、日本のサラ金とかも、今のようなTV広告じゃなく、勝手に借りる能力のある人を探して、借りられますよ、60秒で審査しますよ、とかはじめるかもなあ。

前にも一回書いたけど、「サンフランシスコ」の略称、縮めかた。

「シスコ」は言わない。聞いたことない。ナパの方に訓練所があるとかいう日本航空の機長は連発していたので、日航用語か日本の旅行業界用語なのかも。僕の好きなグループの一つ、Starship の歌「シスコはロック・シティ」はあくまで邦題。”Cisco Systems”というネットワーク機器の巨大企業もある(名前の由来は San Francisco である)ので、その会社のことを話してると間違われるかもしれない。

「サンフラン」はたまに聞く。だけど、格好良い言い方、とも言えないようだ。

あと”Frisco”(フリスコ)ってのがあるけど、これはちょっと古臭い、あるいは旅行者用で、地元の人はあまり好まない略しかたらしい。

“SF”は、書くときは多用する。話すときは使わない。

結局、どうしても固有名詞を言わないと通じないときは、省略せず”San Francisco”と言
うのが圧倒的に多い。あとはまあ”This town”とか”The city”とか、前後の文脈がわかってれば、わざわざ固有名詞で言うこともないし。

ちなみに、ロサンジェルスは”LA”(エルエー)。こっちはほとんど常にこの言い方しか聞かない。日本で言う「ロス」はありえない。旧スペイン領の地名は「ロスなんとか」「ラスなんとか」ばっかりなので。ロスといってもどのロスかわからないからだ。(サンフランシスコでは、の話なので、現地の人がどう読んでるかは知らん。)

ニューヨークは、書くときは”N.Y.”でも、喋るときに「エヌワイ」とかは言わないと思う。

2ちゃんのサンフランシスコ板で毎度のように揉めていたので、また書いてみた。アメリカ人によるサンフランシスコの略しかた論争も発見。だいたい僕の上の認識と合ってる。

家から歩いて3分ぐらいのところに、日本の食料品店ができていた。すごくこじんまりとした店だが、寿司のパック、お菓子や冷凍物を中心に、いろいろ日本の食品が置いてある。

これまでは、日本町にでも行かなければ、日本食を売っているスーパーはなかった。といっても、代表的な食材は近くの普通のスーパーやチャイナタウンでも入手はできたのだが。

場所は、Bush Street の、Taylor との交差点の近く。ベイスポなどの無料情報誌も置いてあるのがうれしい。このあたりに住む日本人はけっこう多いような気がするし、ここでのスシ人気もあるので、そこそこいけるのではなかろうか。

日本の会社だと、会社にかかってきた電話って手の空いた人が取る。だから会社にかけても、話したい相手が出るとは限らない。

相手がいなければ、電話を受けた人が伝言をメモして、電話の相手の机に置いたりと、他人にかかってきた電話のせいで仕事の手が止まったりと面倒だ。

アメリカの会社だと、一人に一人電話があることがほとんどだ。どんな下っぱでも自分の電話を持っている。たいてい留守電もついていて、本人がいなければすぐ留守電に切り替わる。

だから、他人にかかってきた電話はどんなに鳴っていても取らないし、取る必要もない。

日本では「電話を引く」というのがすごく高価なことだったので、自然とグループで一本の電話を共有する文化になったのだろう。アメリカでは加入金みたいなものはないので、必要になったら電話を増やし、不要になったら減らすだけだ。

日本でも固定電話の利用者数が減っていることから、最初にかかるお金が少なくなってきている。これが進んだとき、はたしてアメリカのように専用になるのか、それとも一旦できあがった文化から、今のようなまま続くのか。

人の電話で止まる業務を考えると、基本料なんて安いものだと思うので、これについてはアメリカ式に変わっていくといいなあ、と思う。

会社で、トイレからオフィスに戻る途中、廊下をうろうろする見覚えのある東洋人。こっちを向いたら本社の前の社長。えー なんでこんなとこに!?

次の事業に向けて半休養中の社長、他の用事のついでに僕に会いに来てくれたのだ。だったらあらかじめ連絡してくれれば、と思うが、じつは退社前に喧嘩状態だったので連絡せずにいきなり来たのだろう。

喧嘩の原因は僕には無いと、僕は今でも思っているが、二人ともその件については触れず。豪華な昼飯をご馳走になったうえ、おだやかに情報交換を終えた。いちおうこれで和解したことになるのだろうか。

サンフランシスコの街中にも、大きな本屋とかCD屋、コンピューターショップがある。たまに寄ろうと思うのだけど、そのときにカバンを持っていると、寄りたい気持ちがちょっと失せてしまう。

というのも、たいてい店員が出口で見張っていてカバンのチェックをするからだ。

別に何も盗むつもりはないんだけど、疑われてチェックされる、というのがなんとなく嫌。それで、カバンを持ってるときはなんとなく店に寄るのをやめてしまうこともある。

店の入り口でカバンを預けるようなタイプの店もあって、それは日本でもたまにみかけるシステムだけど。

そうやってチェックしないと、万引きが大量に発生するんだろうなあ。

ピストルや戦闘機などの子供のおもちゃがあるのは、日本もアメリカも同じ。僕はあまり子供が武器で遊ぶのは好きじゃないが。

スーパーなどで子供向けのモデルガンなどが売られているが、アメリカでのそれらは真っ黄色だったり真ムラサキだったり、およそ本物とは似つかない。

これって、本物に似せるとまずいことが起こるからかもしれない。

日本だと子供が銃みたいなものを振り回していてもおもちゃだと思うだろうけど、こちらでは親の銃を持ち出して同級生を撃ったりする事件も多い。

子供が持っていたとしても、本物っぽい銃はぎょっとさせるし、状況によっては勘違いで反撃されたりして危険なのかもなあ。いやな社会だ。

「日本には通りに名前が無い」と言われる。ネットで表示される日本の地図を、こちらのアメリカ人に見せたときの反応。

そう言われると、こちらではどんな道にも名前がついている。名前と番地を言えば、地図の上で位置が決まる。

日本では、名前がついている通りというのは、よほど人が集まるところだ。明治通りとか国道246号とか。

日本には町名と番地があるよ、と説明したが、町名というのがある広がった領域を指していて、番地はその中で適当に割り振られていくということに、どうしても納得いかないらしい。

たしかに、はじめていった場所で町名と番地から家を探すのは、たいへんではあるけどね。家に番号がついているアメリカと、電柱に番地が書いてある日本の違いか。

友人のウェブデザイナー、Mayu さんの Fらiedらice.comから Musical Baton をいただいてる。

この Musical Baton、なんか日本のブログ界で流行しつつあるそうだ。

ちょっとチェーンメールに似てるところに抵抗無くもない。このバトンを渡す人数、2,3人ぐらいのほうがじんわり広がってよかったんじゃなかろうか。5人だとあっという間にいきわたって、すぐ飽きられそうな気がする。

好きな音楽を書くのは構わないんだが、5人も頼める人がいないなあ。ということで保留。バトン渡してくれという僕の知人読者がいたら連絡ください。そしたら書くから。

返品社会アメリカ。レシートさえあれば何でも返品できるし、実際返品する。

ひどい人になると、店を貸衣装屋として使うそうだ。パーティーなどで一日だけドレスが必要なとき、高い服屋でいいドレスを買って、着て、パーティーが終わったら「気が変わった。着てみたら合わなかった」とかなんとか言って返品してしまうのだ。

お店のほうでも、返品できることがサービスの一環だし、そんな客に時間を取られていても効率悪いので、さっさと返品を受け付けてしまう。結果として、返品しないおとなしい人が、返品しまくる人達の分のコストも負担しているということになる。

これもまた、言わない人が損をする、アメリカ社会の特徴だ。

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