ルームシェアルームメイト

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春日部健康ランドで目覚める。仮眠室に100人雑魚寝で、至る所でいびきをかいてても、なんの問題もなく眠れる自分の才能に感謝。していいのか? 入浴料と深夜料で3,300円は健康ランドとしては結構高いほう。東京に近いところにあるから、しょうがないのかな。

そのまま出張先へ。回り中で大型コンピュータのファンがブンブンうなってるところに一日いると、ほんとに疲れる。そして夕方解放され、家へ。

ほぼ一週間ぶりの、Pam, Hiroとの再開。みやげを渡す。しかしプライベート側のメールのチェックなどで忙しく、また疲れもありすぐ寝てしまった。

9:00 目が覚める。とりあえずシャワー。持参の会話集をひいて、文章を作り、ハングルとカタカナで紙に書き記ておく。1Fの兄ちゃんのところへ持っていき、

  • チェックアウトはいつですか?
  • 荷物は預かれますか?

の意味(になってるはず)の2文を見せると、ペンでそれぞれ、「11●(時の意味と思われる)」「OK」と書いてくれた。気を良くして、もうひとつ用意しておいた

  • モギョタン(銭湯)は近くにありますか?

を見せた。聞きたいことは伝わったようなので、インサドン周辺の地図を見せて示してもらおうとしたが、この地図の中にはない、みたいなジェスチャー。「サウナ?」と聞かれたので、普通の銭湯に行きたいというのが伝わってないのか、本当に近くにないのか。韓国語でなにやら話続けるが、さっぱりわからないので、ここは礼を言って部屋にもどった。

とりあえず、荷物を持って、預かってくれというと、あるドア、地下の物置かなんかに行く階段に続いてたが、目の前でそこに置いてくれた。いつもの軽装で旅館を出る。日本で調べた情報、といっても旅行記なんだが、世宗文化会館の裏手にあるというので向かう。地図を見て西の方角へ。30分ほどか。

途中、道沿いの小さな店で、おばさんが鉄板で何か焼いている。芋だ。3と1000という数字が書いた紙が張ってある。なんで、そのとき、3つで1000ウォンといのがこの芋じゃないと思ったかは思い出せないが、とにかく1000W札を出す。すると、おばさんは、卵ぐらいの大きさの丸くなってる生地を3つ取り出して、一つずつ手で平たく伸ばすと、袋からザラメみたいなのをすくって、中に包み、芋をどかした鉄板、油の上に置いた。3つとも置いたところで、でっかいはんこみたいなものを使って、丸の上から押し付けると、じゅうじゅういいながら平たくなった。焼きながら、何か喋ってきた。「○△■☆イルボノ(日本、だよな)?」と言われたと思ったので、「ネー イルボン」と適当な答えを返した。通じたみたい。3で1000の紙の上に、2文字のハングルが書いてあったので、今焼いてるやつを指して、そのハングルをさしたら、うなずきながら、読み方を教えてくれた。「ホウタウ」というものらしい。

焼きあがったホウタウを紙の袋に入れ、それをさらに黒いビニール袋に、ビニール袋には、固めの紙を10mx3cmぐらいに切ったもの3枚と、でこぼこで柔らかそうな紙も3枚つけてくれた。おいおい100円でこんな色々つけてていいのか。おばさんは、固いほうの紙を1枚、二つ折りにして指で挟んでみせた。これでつまんで食べろということらしい。柔らかい紙はナプキンか。

礼を言って、袋を片手にさらに歩く。さっき見せてもらったとおり、一つ紙でつまんで、食べてみた。これがうまい。ザラメみたいな黒いのは、溶けてはちみつ状になっている。朝食べてなかったし、あっという間に一つ食べ、二つ目も食べる。平日だから、スーツ姿の人がたくさん、逆方向に歩いていくが、おかまいなし。しかし、半分ぐらい食べたところで、蜜があふれてたれてくるところがちょっと危険か。買ったばかりのシャツについちゃったよ。結局、そのまま3つ目も食べてしまった。大満足だ。なんで日本にこれがないんだろうと思った。

世宗文化会館は立派な建物。この「裏」という情報だけしかない。とりあえず裏手に入っていくが。左右もふくめて一通りまわりながら、モギョタン(銭湯)のハングル文字を探すが、ぜんぜん見つからない。そのうち、ちょっと南側に行ったところで、やっと文字を発見。でも、どうも銭湯という雰囲気ではない。前の道の屋台のおじさんに、「モギョタンはどこですか」と聞くと、そこじゃないの、という顔で指さすので、そのピンク色のビルに入る。

入ったらいきなり階段で、2Fにあがると、受け付けのようなところにおじいさんが一人。「ここはモギョタンですか?」と聞く。が日本語で、ここはホテルです、といわれた。風呂もありますし、泊まれれば入れますよ、と言われた。別のところに泊まっているのです、近くに銭湯はないでしょうか? と言ったところ、ついてきなさい、といってホテルを出た。

細い路地を入っていくと、パチンコ屋のようにも見える建物の前へ。おじいさんは2軒ほど向こうの食堂の前で何か作業しているおばさんに韓国語でなにやら聞いて、「ここが銭湯だけど、今日は休みだそうです」と言った。これ以上迷惑もかけられないと思ったので、「わかりました。どうもありがとうございます」といって別れた。ついてないなぁ。

ちょっと南にいくと、大通りに出た。東の交差点を地下道で渡ると、そこに大きな本屋。ガイドブックにも載っていた教保文庫という本屋で、広い。

裏の路地のほうを通って、宿の方角へ戻っていく。途中、食堂の前ののぼりを見たとき、なにげなくソルロンタンを読めてしまった! 5日間の成果か。店に入って、靴を脱いでオンドルの床にあがる。ソルロンタンを注文した。ソルロンタン自体は、ほとんど味もなく、しかもその店のは、だしが効いてるわけでもない。ガイドブックの料理の写真から、「これが食べたい」と思ってたが、思っていたようなおいしいものではなかった。しかし、Sinさんも言っていたが、きちんと煮込んだ本物ではなく、それっぽく作った偽物のスープなのかもしれない。ただ、例によって出てきた数種の辛い小皿のものと食べれば、それなりに食べられた。とくに、イカときゅうりのキムチが美味しかった。

宿にもどり、預けた荷物を受け取る。宿の兄ちゃんに礼を言って出る。さて、もう午後だし、銭湯を探し続けるのは不安だ。残り3,4時間で、観光客向けのばか高い汗蒸幕(ハンジュンマク)に行くか、他のことをするか。ソウルがどんな感じかは今回わかったし、あかすりは次回の楽しみに取っておくことにしよう。地下鉄にのる。

再び龍山へ。やっぱ、心が落ち着く電脳街で残り70,000ウォンを使いきり、旅の締めとしよう。

前回見られなかった、駅を出て右側の三角ビルへ。4Fまで一通りまわってみたが、結論は「どこまで行っても同じ」。7F建てのビルの1〜4Fに、一軒10畳程度のPC屋、パーツ屋が、各階に250軒ほど、つまり1000軒ほど入ってるのだが、どれもほとんど変わり映えがしないのだ。なんでこれでやっていけるのか、客が何を基準に1000軒から1軒を選んでいるのか、謎は深まるばかりだ。

三角ビルの地下などに、VCDとパソコンゲームの店がたくさんあった。日本のマンガを陳列してる店があったので、ほほーと思って見ると、何か言ってきた。「韓国語がわかりません」と言うと、バインダーを出してきて開いて見せる。日本のアニメのCDパッケージをカラーコピーしたものが、1面に並べられている。1枚5000W(500円)、2枚組のものは10000Wだという。何があるのか、一通り見てみた。ほとんどアニメーションだが、眠れぬ森のシリーズだけドラマで混ざっていた。しゃべりは日本語のままで、ハングル字幕が入っているらしい(これはその後、他の似た店でTVに映してたのを見て確認した)。思わずZガンダムを全巻買いたい衝動に駆られたが、1枚500円(2話入り)でも相当な金額になってしまうし、そんなもの持ったら見てしまって時間がなくなると、思いとどまった。カ○○ノの最初の1巻を旅の記念に買うにとどめる。

パソコンゲームは、ボックスで最新のものは30000Wぐらい。CDケースサイズのは、5000〜10000Wが多い。NBA’99を10000Wで購入。踊る大走査線Movie2枚組みを9000Wで購入。リージョン3のDVDも一枚ほしいな、ということで、Any Given SundayのDVDを19800Wで購入。

それから、駄菓子屋みたいなところで、韓国のカップ麺とクッキー、えびせんなどを購入、けっこう買ったが4300W。ほんとうは、どこに旅行にいっても、スーパーマーケットが一番面白くて、しかも安いので、必ず寄ってるが、今回都心しかまわってないので、スーパーは見つけられなかった。あと、駅のキオスクでYOUNGというマンガ雑誌を買い(2600W)、空港に向かった。

キンポ空港。携帯電話を返す。通話料は数百円だった。今回は二人知り合い(面識はなかったが)がいたので、借りたのは正解だった。実際、なかったら困ったこともあっただろう。続いてチェックイン。そして出国ゲートへ。

出国ゲートで並ぶと、前の人がみな、なにやら紙切れを渡している。紙切れないよ、と手のひらを見せると、係官の女性が右手の方向を指差した。銀行の出張所みたいのがあって、そこで空港使用料を払うらしい。9000W。韓国人と外人で値段が違うようだ。

青いふちどりの、空港使用料の支払い証明書を持って、もういっかい出国ゲートに並ぼうとすると、たどたどしい日本語で20代後半ぐらいの男に話しかけられた。なんでも、東京に急ぎで運びたいものがあり、東京に行く人に運んでもらいたいのだという。成田の出口で待ってる人に、この箱を渡すだけでいいから、と言われた。

箱には何が入ってるの、と聞くと、鞄だという。ははぁ、これが旅行客を使ってタダでブランド物を輸出入するとかいう手口だな。たいした荷物もないし、引き受けることはできるが、万一麻薬とかの密輸の片棒担がされたりして捕まったらやだなあ、と思ったので、「空港に着くのが夜遅くて、急いで電車に乗らないといけないから」などと適当な理由をつけて断った。

しかし、金属探知機を抜けてから、「預かるだけ預かって、そのまま自分の物にしたらどうなるんだろう」と、人の悪いことを考えてしまった。貰った、わけではなく預かったんだから、モラル的には泥棒だが、税関を通る時には、自分の物です、という風に言うわけだし。それとも、持って帰ろうとすると、到着ロビーで怖いお兄さん達に捕まえられるんだろうか。まあ、ブランド物のバッグが5つとか入ってたとしても、自分には必要のないものではあるが。。。

免税店。残り10000W(1000円)あるということで、韓国の酒を一本買った。そういえば来週実家に帰るなあと思ったので、実家用にと人参酒を追加で購入。もう110Wしかなかったのでカードを出したら、この店はカードだめらしい。円でいいですよ、というので、万札で払ったら、ちゃんと円でおつりをくれた。

帰りは、非常口前の席。いわゆる、フライトアテンダントと向かいになる席だ。調理室?の隣でもあるわけだが、たった2時間のフライトで食事を出すのがどんなにたいへんか、よくわかった。カーテンはひかれてたが、4,5人が入れ替わり立ち代わり、ガチャガチャとたいへんな様子だった。

定刻に到着。荷物を預けてないので、荷物を待つ人達を尻目に税関へ。よって税関はがらがら。「これだけですか?」と言われ、さらに「ちょっと失礼」と酒の箱2箱を持ち上げられた。別の物を隠して持ちこもうとする人がいるのかな? というわけで、ディバッグの中の正偽不明のCDは突破。もともとあまり心配してないが。

駐車場屋(アラジン)に電話。10分で来ると言う。10分後バスが来て乗りこんだが、あと3組来るので待っててくれと言われ、さらに10分ほど待たされた。家族とかカップルとかだけど、どうやって持ってきたんだと思うぐらいの大荷物で、マイクロバスは埋まりきってしまった。送迎つきの駐車場に止めた場合は、荷物を預けてなくても結果は同じなのか。

駐車場につく。東関道〜国道16号経由で、春日部へ。そのへんの店でラーメンを食べる。まだ目的地は遠いが、ここに健康ランドがあるのを調べておいたので、そこで泊まった。

10:00に目が覚める。さすがに疲れていたようだ。それに足の裏がちょっと痛い。普段歩かない仕事だからなあ。仁寺洞の入り口にあるパン屋へ。おいしそうなパン2個と牛乳をレジに出したら、店の女の子が韓国語で何か言ってくる。”Er, I cannot speak Korean.”というと、紙袋を出してなにかジェスチャーをしてる。ああそうか。店内にも座るところがあるから、持ちかえりかどうか聞いてるんだ。”Take away”と言うと、通じたみたい。パンと牛乳で2900W

おとついと同じPC房(バン)へ。こないだのおじさんではなく、(おそらく)30代ぐらいのきれいなお姉さんが店番をしている。メールチェック、掲示板チェックなどして、日本の新聞サイトなんかも読む。ギリシャでバスジャックがあったのか。

そこに、Sinさんからケータイに電話。礼拝が終わって、これからソウルに向かうという。50分ほどかかるという。午後から連れて行ってくれるところは、2号線に乗って行くところだというので、地下鉄の市役所駅で待ち合わせることにした。PC房の出口に行くと、1500Wと英語で言われた。こないだは1000Wだったけどなあと思いつつ外に出たら、おとついは看板にくっついてた1000Wの張り紙がなくなっていた。土日料金なのかな。

チョンガクから市役所駅へは一駅。1時間ほどあるなら、歩いてみようか、ということでそれっぽい方角に歩き出す。ソウルについてから毎日いい天気で、上着を着て歩いてるとじわっと汗が出てくる。上着を手に持ち、ひたすら歩く。商店が並んでたチョンガクから、どんどんビジネスビルに囲まれた景色に変わる。やがて市役所が見えた。地下を通って道を渡ると、徳寿宮(トクスグン)の門が見えてきた。なにやらすごい人だかりで、人の群れが道路(車はびゅんびゅん走っている)にあふれだしそうな勢いだ。

何があるのか、前のほうへ行く、といってもそれほど前には出てないが、鮮やかな色の大きな旗がいくつか見えてきた。そして、日本語のアナウンス。衛兵交代の儀式にぶつかったらしい。2:00 偶然儀式の日と時間にそこに来るなんて、ついてるなあ。韓日英語で順番に解説してるようだ。そういえば、ロンドンの時も何の気なしに歩いてたらちょうどやってたんだよな。近くの若そうな人に英語で話しかけて、門と儀式(といっても人ごみでほとんど見えないが)をバックに写真を撮ってもらった。

交代の儀式はまだ続くみたいだけど、ケータイに電話。もうすぐ着くというので、1号線から2号線に乗りかえるところで待ってると言い、地下鉄のホームに入った。駅の立体図みたいのが構内にあるので、それでSinさんが通るはずのところで張り込み。ちょっと遅いなあと思ってるとまた電話。「akkyさん、どこにいますか?」「あれ、乗り換えのとこだけど?」「あ、いたいた」と20メートルほど向こうにいたよ。

昨日のお姉さんが、玩具ショーのタダ券をくれたのでこれを見に行くのはどうですか、と聞かれる。面白そうなのでOKした。ショーをするコンベンションセンターみたいなところは、デパートや食べ物屋もたくさんある、あたらしめのところらしい。2号線に乗って、川を渡って川の南に行く。ロッテワールドの駅の隣だ。2号線は一周してるみたいなので、環状線という日本語(?)を教えた。東京や大阪にも、こういうぐるっと回る路線があるんですよ。

駅三(ヨクサム)駅につく。店あり、シネコンプレックスあり、百貨店ありのコンベンションセンター。みなとみらいに似てるかな。シネコンプレックスでは、しこふんじゃったをやってるみたいだ。後は韓国映画が多いかな。洋物はタイトルからしてハングルでよくわからなかったけど、絵を見てもわからないのが多いと言うことは、韓国のほうが公開が早いのか?

エスカレーターで3Fほどあがり、コンベンションセンターみたいなところのトイショーに招待券で入る。おもちゃやぬいぐるみだらけだ。ピカチュウにたれぱんだ、最近知人に教えてもらった こげぱん もいる。プラレールとかレゴみたいのも、ものによっては日本語パッケージのものも多い。着ぐるみもいろいろいて、韓国オリジナルで流行っているのもまざってた。黄緑色の恐竜みたいなやつ。

チェキ(!マークつきだっけ? わからん)みたいのを売ってて、なんだか子供が順番に取ってもらってたけど、大人だけどすいませんねえ、という顔で写してもらった。あと、インターネットのポータルサイトみたいのを宣伝してるところでは、オリジナルらしいキャラクターをあしらったバッジを10個もくれた。

そのあと、1Fのショッピングモールに戻る。「ある」というケーキ屋でお茶とケーキ。この「ある」は日本語らしい。入り口の看板はアルファベットだったが、店内にはひらがなで書いてあったから。ケーキの値段はあまり日本と変わらなかった。

そのあと向かいの本屋へ。まあ日本の大きな本屋と同じ感じ。洋書コーナーの他に「日書」コーナーがあるところが違うといえば違う。日書コーナーもけっこう人がいる。日本からの輸入書は1割増し、とSinさんは言ってたかな。

小説の売れ筋、とかの中には、日本ものもあった。村上春樹、村上龍のハングル訳がいくつかあった。あと、五体不満足の訳書と、題は忘れたがヤクザの情婦から弁護士になった人の手記とかいうやつ。やっぱり日本でヒットしたものを持ってきてるのかな、と思った。

そしてマンガのコーナー。書店のサイズに比べれば、かなり小さい。どちらかといえば日本が変わってるんだろうけど。2割ほどは韓国製らしいが、大部分は日本のマンガをハングル訳したものだ。それもいわゆる大物ばかり。覚えてるところでは、マスターキートン、課長島耕作、蒼天航路、名探偵コナン、ドラゴンボール、Halem Beat、昭太の寿司、花より男子、などなど。もっといろいろあったし、日本でも自分が知らないものもあるだろう。何が入ってて何が受け入れられてないのか、とか考えながら見てると飽きない。スラムダンクは韓国でも人気ありますよ、とSinさんが言うし、スラムダンクの21巻を購入。250円。映画が700円だから娯楽としては高いかな。21巻にしたのは、このへん面白かったかなと思って。

ケーキのせいもあって夕食は8時頃。現代デパートの上に食堂街があるので、エレベーターで上る。ソルロンタンというのを食べてみたいなあといってたので探したけど、ないみたい。違うけどちょっと似てるなんとかタンならあるという店に入る。白いスープと、金のフタ付おわんに入った白米。そしてキムチ群。中華料理や日式(日本料理)の店でもキムチがでたりするんですか? と聞いた。本格的なところだったらでないけど、近所の気楽な店とかだと、キムチを出すこともあるそうだ。

なんとかタンが何だったか忘れてしまったが、一人前5000W。食後もいろいろ話してたら、他の客もいなくなってて、店の人が閉店だと言ってきた。9時か。閉まるのは早いなあ。エレベーターで1Fにおりると、なんとシャッターは閉まって、ガードマンが片付けをしていた。まだ客がいるのに。地下1Fに案内され、社員用の出口から出る。これはこれでおもしろいが。

もうかなり遅い。川の南から環状線にのってとりあえずチョンノへ戻る。乗りかえのホームで降りて、Sinさんとはここでお別れだ。二日間、ほんとうに親切に案内してくれた。お礼と、大学院生は休みもいっぱいあると聞いたし、ぜひ東京に遊びにきてください、こんどは僕が案内するから、と言って別れた。

宿に戻る。明日が最終日なので、今日は洗濯はなし。昨日今日着た下着と靴下は、ここで捨てていくことになる。もともと、くたびれているものを選んで持ってきたんだ。石鹸や洗剤、日本で印刷して持ってきた情報のうち、もう使わないものも整理してゴミ袋へ。明日必要なものと、日本に持って帰るものだけで荷造りすると、ディバッグは半分空きになった。ここにお土産を入れるわけだ。

8:10起床。昨日のコンビニLG25へ。おにぎりを買う。とりあえず、キムチの写真がついたのを避ける。パンとお茶ボトルも買って、2600W。宿に帰って食べてみたらおかかのおにぎりだった。三角の包装も、底辺のところに印刷してある海苔の巻き方の説明も、すべて日本と同じで、文字だけ違うこの不思議さ。シャワーを浴びて、TVを見る。

9:30 徒歩1分ほどなので、安国駅に向かう。ちょうど電話がかかってきて、15分ほど遅れそうだという。地下鉄の出口のところで壁によりかかって待つことにした。出口の近くに警察署があり、警察署の前にはなんと警官の着ぐるみが立っている。やたら愛嬌のある顔つきの着ぐるみが、前の道を通る車などに愛嬌を振りまいている。なんなんだ。

15分後、階段を登ってきてまわりを見まわしている女の子。目が合う。この子がSinさんのようだ。髪はショートで、茶色。ソウルも、茶色に染めてる人は東京と同じぐらいの感じかな。男は染めてる割合が少ないけど。ごく普通の、日本でもそのへん歩いてそうな服装。フレームが横長のメガネをかけてる。SMAPのCDを渡す。気に入るといいけど。

どこに行きたいですか、と聞かれたが、やはり考えがまとまらない。生のソウルを体験できればよくて、いわゆる観光地にはあまりひかれるものがないが。とりあえず、隣の駅に景福宮があるので、そこを見に行くことに。

景福宮の中心部は、補修中らしく、まわりじゅう柵がしてあって近づけない。左側にある博物館に入る。700W 3階建てにわたる博物館は、おもに土器や工芸品などを時代順に並べているものらしい。僕はアートを解さない人間なので、青慈や白磁が並べられてても、「ふーん」てな感じで、ろくすっぽ展示も見ずにSinさんと雑談しようとするが、世界史選択でそれが一番好きな科目だったから、パネルの解説に歴史的な事件とかが載ってるとふむふむ読んで喜んだりしてた。百済からの仏教伝来(ごさんぱい=538だね)、李舜臣将軍と彼の亀甲船などの記述とかね。さぞかし変なやつと思われたことだろう。

Sinさんは、去年だかに交換留学生かなんかで広島に1年弱住んでたそうな。日本の食べ物で好きなのはお好み焼きで、関西風と広島風の両方試したけど、やっぱ広島風がよかったとか。また、3泊4日で東京、横浜、箱根にも行ったことがあるそうで、東京では原宿が面白かったという。たった3泊なので行きたいのに行けなかったところがもっとあったけど、だそうだ。日本語が専攻ということで、今修士過程だそうだ。

昼近くになり、ケータイで友達にこの近くにおいしい店がないか聞いてくれている。僕が池袋や新宿で店知らないのと同じで、ソウルの学生だからってソウル中詳しいわけではないのはあたりまえ。その友達の教えてくれた店に行く。インサドンの入り口、よーは旅館の近くのLG25の真裏だったのだが、ピビンパ専門店みたいなところ。昼なのに他の客がほとんどいなかったが、例によっておまけのついたピビンパは辛いが美味しかった。二人前10000W。韓国ではワリカンという仕組みが存在しないと読んでたので、ここは払って、次払ってくださいと言った。

インサドンを南へ向かって歩く。ここはギャラリーや骨董屋などが多い通りだが、観光客用にちょっとした小物も多く売っている。Sinさんが、CDのお礼といって、ケータイにつける伝統服を着た子供をかたどったストラップを買ってくれた。チマチョゴリですね、というと、韓国ではチマチョゴリとは言わないんですよ、と訂正された。袴がチマで上がチョゴリ(逆かも)とは言うけど、上下あわせてもチマチョゴリとは言わず、韓服というらしい。道にはいろんな屋台も出ていて、巨大な飴(1メートル以上ある)を、かんなで削ったものを売ってたり、これまた飴を、伸ばしては折り、伸ばしては折り、そうめんより細い束にして売ってたりする。他にもいろいろあるけど、飴好きだなあと感じた。

インサドンのわき道に入ったところにある喫茶店に入る。庭園とギャラリーも持っている店のようで、この近くには芸能人の経営するのとかも含めてこういうおしゃれな喫茶店が多いという。壁やテーブルには、日本語や英語も含めて観光客の残したメモみたいのがいっぱい。干し柿入りの甘いお茶と、もち米で作ったお菓子を食べる。さっきのピビンパより高くついたような気がするが、Sinさんが自分の番だというのでごちそうになった。

チョンガク駅から地下鉄、南大門市場へ。ビル一軒全部服屋というショッピングセンターで、バーガンディ色のシャツを買う。着たきりだったからね。値札は53500Wだったが、Sinさんが聞いてくれると15000Wになった。定価で売ってるわけではないんです、という説明をSinさんが訳してくれたが、観光客なら定価で買わされているのかもなあ。

そのまま明洞へ歩く。明洞の印象は、まんま「渋谷センター街」。ファーストフードだらけで、日米のご存知の店が連なり、道は人だらけ。サーティーワンでアイスを食べる。シングルで1300W。

両替した2万円分のウォンがそろそろつきかけてきた(そのうちの1万円は4泊分の宿代で消えたんだが)。こういうところなら両替できるだろうと思っていたが、銀行しか見当たらず、その銀行も土曜で閉まっている。ATMからCirrusで引き出そうとしたが、なぜか暗証がはねられてしまう。これは月曜までビンボー生活かと思ったが、ホテルで両替という手段をすっかり忘れていた。普段そういうホテルい泊まらないからね。レートも悪そうだし。地図を見て、近くにあった世宗(セジョン)ホテルへ。1万円渡して「両替して」って言ったら、カウンターのお姉ちゃんは「これだけですか?」と万札をひらひらさせて聞き返してきた。ははは、悪かったな。10000円で960000ウォン。空港に比べて1000円近く悪い。

晩御飯の場所も、Sinさんのすすめにおまかせ。地下鉄をのりついで大学路(テハンノ)というところへ移動する。Sinさんによれば、小劇場などがたくさん集まっている街らしい。下北沢みたいなところか。

店は駅の近く。ちょーぶー??(名前忘れた)。韓定食を出す店だ。店は見とおしが良く、かなり広い。客は150人ぐらいはいるか。四角いフロアに、井の形に通路があり、中央の島では、民族衣装を来た男性が何かの楽器を演奏している。靴を脱いであがると、そこもオンドル式でほんのり温かい。座布団に座ると、二人の間の床にお茶とサツマイモの蒸したようなのが出てきたが、「机がない」。まわりを見ると、食事してる人のところは机があるが、来たばかりの人のところはみんな机がないのだ。すると、横の通路を、これも民族衣装を来た男二人が、机に皿を満載して運んでいく。Sinさんによれば、どこの韓定食屋でもこんな感じなわけじゃなくて、すべての店員が民族衣装を着てたり、生演奏や机ごと持ってくるのも、この店の演出らしい。

ガイドブックで読んだので知ってたが、韓定食はこれまでの食事よりさらに皿数が多い。一人20皿ぐらいの料理が出てくる。なるほどこれなら、テーブルごと運んできて、テーブルごと片付けるほうが実は楽かもしれない。いやもう、なんていうか豪華でうまいです。辛くてどうしても食べられなかったものもあるけど。そして例によって、ほとんど残ってしまう。もったいないとは思うが。中央では、さっきの弦楽器の男性に変わって、3人の女性がそれぞれ琴や弦や鼓みたいのを演奏している。

カードで支払いを済ませて出ようとすると、なんか背広のおじさんが出てきて、日本語で「今日のお食事の記念品です、どうぞ」といって何か差し出してきた。「ありがとう」と言って受け取り、店を出た。Sinさんも、こんなの初めてだという。ものは、裏に店の名前や住所の入った、カード型の鏡だった。両側銀色で、店名の入ったほうもかっこいい絵入り。どうも、日本人観光客に対する売りこみとしてやってるように思える。たしかに記念としてはいいが、こんなの持ち歩いてみだしなみチェックしたりする習慣はないからなあ、ビジュアル系(だれが?)としては失格だが。Sinさんにあげた。

ありがたいことに、Sinさんは、明日の昼からも、案内してくれるという。午前中はバイトか何かですか?ときいたら、礼拝だという。韓国では3割ほどはクリスチャンと聞いてはいたが、ちょっとびっくり。日曜日は、家族全員が毎週必ず教会に行くとか。僕はガチガチの無神論者なので、まあ本当に理解するのは難しいが、物心ついたときから毎週なら、それが生活の一部になってしまっているのだろうなあ。

Sinさんのお姉さんが近くに来てるというので、待ち合わせる。おしゃれな建物が並んでいる中、Taco Ricoというメキシカン料理屋に入る。3階に上り、テラスにでると、テラスには屋外用のストーブが並べられ、あたたかい。人参茶(インサンチャ)を頼む。ケータイで場所を教えて、やがてお姉さんが来た。お姉さんは茶色でロングヘア。後輩(大学関係か?)たちと一緒に近くで飲んでたらしい。日本語は話せず、英語はわかるようだが照れてかほとんど話さなかったので、詳しいことはわからないが、ウェブデザイナーらしい。韓日中英四カ国語での旅行案内サイトを作ってるということだ。World Tipsというサイト。韓国旅行のサイトかと思ったら、東京やアメリカの旅行情報も扱うという。しかも韓国資本の会社のようだし。それはなかなか野心的だなあ、と思った。

姉妹は家が遠く、地下鉄は乗り換えで間に合わないかもしれないのでここからバスに乗るというので、大学路で別れて帰宅する。お姉さんが、安国は近いし、地下鉄は2回乗り換えだからタクシーのほうがいいのではとすすめたが、もう地下鉄はマスターした、と思ったので、地下鉄で帰ることに。地下鉄自体は問題なかったが、後で地図をみたら、大学路と安国はほんとうに近かった。歩こうと思えば歩けるぐらい。さすがに深夜は寒かったので、歩くのはたいへんだったろうが。コンビニLG25で水を買って旅館へ。

韓国は平日。8:30 自然に起床。オンドルの床は暖かいまま。TVをつける。連ドラみたいなの、料理バンザイ風、アタック25+クイズグランプリ(古いか?)みたいなの、はなまるテレビみたいなの。

朝食を取りにでる。「ふつーの現地の人が行くところで食べる」を目標としてるので、散歩しながら店を物色するが、もともと朝から開いてる食堂がそんなにない上に、なかなかふんぎりがつかない。1時間近く散歩してしまった。結局、路地にある麺の店らしいところに入る。

1500Wと書いてあるメニューを指差す。すこしして、ソーメンみたいなのが、温かいツユに入ってでてきた。上には細かく切った海苔。そして何か赤いもの(akkyは辛いものに弱い)。それから小皿に山盛りのキムチ。きざみネギを赤い味噌みたいなものにつけこんだ皿もある。量は多い。普通にうまいが、やはり辛い。キムチも試したが、むちゃくちゃ辛い。後でわかったが、一食150円というのは、韓国でもさすがに安いらしい。これが今回の旅行で一番安いご飯だった。

店を出てさらに歩いてると、教化門というところに出た。左に曲がる。やがて日本大使館を発見。前には警官の詰め所みたいのがあって、3人も警官がいる。交差点の交通整理とかもしてるようで、日本大使館が危険で守ってるわけではないと思うんだけど。。。

12:00 せっかくだからやはり「視察」せねばなるまい、ということでゲーセンに入る。半分以上が音ゲーなのも日本と同じ。日本メーカーのゲームが多い。たまに日本語版のがそのまま置いてあったりする(しかしカプコンの三国志IIとは古い)。テーブル式が200W、銃ものが300W、音ゲー500W。コナミのDanceFreek(?)という、手を指示どおり動かすやつを、女の子三人組が交代でずーっとやっていた。あと、制服の軍人(韓国では軍服のまま家に帰るのだろうか、街中にもいっぱいいる)が、銃ゲーをやってたのは笑った。さすがに構えもしっかりしてるし、無駄弾も少ない。こんなプレイヤーがいっぱいいるんじゃ、韓国のゲーセンの銃ゲーは難易度高いだろうな。

12:20 仁宗洞南端にあるinfomationの隣に腰掛け、Sinさんに電話する。図書館に居たらしい。明日の朝9:30に、こちらの宿のある安国駅にきてもらうことにする。作無衣を着た4人の「白人の」僧侶(坊主)が前を歩いていったが、ありゃなんだったんだ。

12:50 近くのPC房(ピーシーバン)へ。ビルの4F。薄暗い部屋の中にパソコンが20台ほど。男より女のほうが多い。男はネットゲームをしてるのが多そう。店員に英語わかるかと聞くと”a little”というので、WWWにアクセスできるか聞くと、一台スイッチを入れて前に座らされた。メールをチェック。掲示板にも書きこみしたが、キャッシュのせいか書いたものが見えず、数回書きこんでから気づいた。1時間つかって1000Wは、日本の4分の1ほどか。

14:00 さっき見つけておいた、店頭でのり巻きを巻いていた店に入る。しかし、入ってみたら客はみんな真っ赤な汁物を食べている。しまった。壁のメニューをみながら辞書を引くが、とうてい間に合わない。「辛くないものを」と韓国語で(本のうけうりだが)言うと、「〜メン?」というが、麺は朝食ったのでさけたい。さっきのり巻きを作ってた台の方に言って巻く道具(なんてったっけ?)を指差すと、海苔は内側で外側が白いご飯ののり巻きを作ってくれた。切ったのり巻きをきれいに四角い皿に盛って出してくれる。それに味噌汁と、もうだいたいわかってきたけど小皿にキムチ(笑)。メニューでどれか、指差してくれた。「ヌルキムパッ」というらしい。キンパッがのり巻き。味噌汁を飲み干したら、椀を持っていかれ、勝手におかわりをされた。昨晩のみたいに、食べきっちゃいけないのかな。食べ終わったのでレジへ。さっきのおばさん。「マシッソヨ(おいしい?)」と聞かれたような気がしたので、「マシッソヨ、カムサムニダ」と答えた。通じたらしい。よかった。

部屋に戻る。どこかで替えのシャツが買えないか見ながら歩いたが、みつからなかった。シャワーをあびて昼寝でも、と思ったが、つかれてるのに眠れない。

16:30 部屋を出る。出掛けに兄ちゃんに会ったので、2泊延長したいといい、50000W渡す。兄ちゃんは札を受け取って”Thank you”レシートもなにもないし、こんなんでほんとに大丈夫かいな。

地下鉄に乗る。途中の乗換駅で、人だかりができている。若い男二人が地面にCDケースを大量に広げてる。日本のアニメVideoCDと、日本の音楽CDのようだ。英語で値段を聞く。1枚5000W(500円)だって。見た目正規品に見えるし、地下鉄の乗り換え通路で売ってるんだから大丈夫だよなとは思う、しかし安すぎる。アニメ今鹿と、灰色と子供氏のCDを買ってみた。今鹿のほうは、2枚組みだから10000Wだそうだ。音声は日本語らしい(確信は持てないが、製作コストからしても字幕だろう)ので、ただのネタとしてでなく楽しむこともできるだろう。

龍山(ヨンサン)についた。いわゆる韓国の秋葉原。長い陸橋を渡ると、駅のホームから直接5階建てビルの3階に入る。ビルの中は、パソコンの小売店がずらーっと入ってて、ラジオ会館みたいな感じ。でも、店の間を歩いていくと、両側からみんな声をかけてくる。なんと言えばいいのかわからず、無視して進む。ソフト屋でDVDをチェック。2000〜2500円ぐらいだ。日本よりは安いけれど、日本語は当然ないし、ちょっと買う気がしない。VCDは1000円前後、ゲームは新しいのは2900円あたりが多い。残念ながら、ゲームは多くがハングル化されているようだ。英語版のままなら買ったんだけど。

Age of Kights III というゲーム、ロゴがAge Of Empires IIという超有名ゲームとそっくりなのだが、900円。画面写真からみるとあきらかにパチモンだが、便乗商法に笑ってしまう。店頭のTVでは、るろうに剣心を流してたが、日本語音声にハングルの字幕だった。CPUの値段なんかも聞いたが、PCのパーツに関しては日本と大差ないようだ。

2F通路を渡って隣のビルへ。路地の両側にケイタイshopばかり並んでおり、いっせいにこちらに注目して話しかけてくるのでたいへんだ。さらに道路を渡って奥に行くが、白物家電とか照明とかばかり、さらに奥は食堂街のようだ。おいしそうな店が並んでいて、アキバはこの点では完敗だなと思った。

そこから時計回りに駅の方向に戻ろうとしたら、最後にすごくでかいビルについた。大きな三角形のビルで、中は小さなPCショップでいっぱいである。これはと思い入った直後、Karlから電話。19:00に仕事が終えられそうというので、通りにでてタクシーをつかまえる。「リョクサム(63)ビルディング」で通じたようだ。距離は近いのだが、漢江にかかる橋をわたる。夕方で渋滞もひどく、2900Wもかかった。でも安いけど。

19:05 ロビーから電話する。Karlの同僚らしい人。伝えておくといわれた。仕事が長引いてるのかな? やがて、Karlと、その同僚で友人のヨリップさんがロビーにきた。ヨリップは少し若そうで、メガネをかけている。ヨリップは車だというので、B2Fの駐車場に。車自体は普通の小型車だが、日本で言えばランドマークタワーみたいなとこに、駐車場借りて車通勤か、すごいなあ、と感心。

昨日混んでて入れなかった、一番おすすめの店へ。今日も混んでるが、なんとかテーブルを確保。下町の焼肉屋という感じの店。サムギョプサルを食べる。豚の薄切り肉を、たれにつけながら焼いて食べる料理らしい。昨日と同様、野菜や葉っぱに巻いて食べる。いちおしするだけあってとてもうまい。下手するとジュースより安いというジンロを一本頼んで、3人で飲んだ。ジンロといっても、飲みやすくしたライトなやつらしい、たしかにあんまり苦くない。

でまあ、食べながら雑談。ヨリップも、最近一回、横浜の事務所に4週間ほど出張してたらしい。日本語も多少勉強してるようで、単語や日本食をいろいろ知っている。このあと喫茶店に移って雑談は続くが、好きな音楽とか、趣味とか、プロゲーマーの話とか。韓国ではトップレベルのプロゲーマーは年収1000万ほども稼ぐという。どっからどうやってお金がでてるのか不思議だったが、大きな会社がプロゲーマーのチームを抱えてて、彼らが社名を背負って対戦したりするという、実業団みたいなもののようだ。それから出身の話とか、大学の話とか。二人の出身大学は、お互い同じ駅にあるらしく、また今のビルにも近いそうだ。ヨリップと僕が、DVDを英語で見て勉強してる、みたいなとこから、DVDのリージョンコードの話になり、二人でKarlに、リージョンコードって何か、とか、パソコンで輸入したDVDをどうみるか、といったことを説明したりもした。

モギョタン(銭湯)に行って、普通の人みたいにテ(あかすり)してもらいたいと思うが、ハングルが読めないのでなかなか見つからない、というと、二人ともほとんど銭湯には行かないという。シャワーで足りてるし、個人差もあるけど若い世代は銭湯に行く習慣が少ないと言う。ヨリップが、「ソープランドに行きたいわけじゃないよね?」と聞いたので、なんでこんな日本語知ってるんだと思い、またちょっとむっとしたが、彼らが仕事で関係する日本人のオヤジの中に、外国に行くとそういうのを探す知り合いでも居たのかもしれない。

帰り、車のとこまで歩く途中、ホステスバーの呼び込みみたいな兄ちゃんに声をかけられて、Karlたちはいなしてたが、なぜか店の名前入りのグッズを3人にくれた。ばねがついてて握力を鍛えるようなやつ、なんて名前だっけ。

ヨリップの車でDaejong駅に送ってもらい、感謝と、また横浜ででも会おうと約束。駅では、Karlがニヤっと笑って「さあ」と目で促すので、窓口で「アングック チュセヨ」と切符を頼んでみた。通じた。続けてKarlが自分の切符を買おうとしたが、駅員が変な顔をして、Karlが何か言いなおしてた。「どしたの?」と聞くと、家までの切符を買うつもりが、ここ(Daejon)の駅名を言ってしまったのだという。nativeでもうまく買えない切符を買えたぞ、とからかっておいた。

さてホームは反対側。がっちり握手し、再会を約す。場所は横浜か、あるいは西海岸かも。彼の計画の成功と、僕の残りの旅程の安全を祈り。お互い多忙だし、頻繁にメールがやりとりできるとは思えないが、何かあったときは必ず連絡しようと話した。電車に乗ってから気づいたが、デジカメ持ってるのに彼らを撮るのを忘れていた。いっしょに写真撮っておきたかったなあ。

安国に戻る。インサドン北端のコンビニ(ソウルにもあるSevenElevenやFamilyMartではなく、国産のLG25)へ寄ってみる。マンガ雑誌はあるが、ラップがかけられてチェックできない。トラベルセット(シャンプーや石鹸等のセット)は290円。ソウルなら、シャンプーとかをわざわざ持ってくる必要はなかったかもしれない。カップメンは日本と同じような値段で、他の物価とつりあわないなあ。どれも辛そうだが。ペットボトルも似たようなラインアップで、90円ほど。パンとおにぎりも売っている。おにぎりって韓国から来たのかな。朝食は明日起きてから買いにくればいいやと思い直し、店を出る。宿のすぐ近くの路地の駄菓子屋みたいなところで、紙パックの牛乳(ブランドはSeoul Milk)を買う。500W。洗濯して寝る。

起床。再来週からシェアメイト募集広告を出したいので、FAXで原稿を送る。7:20 車で家を出発。本人は余裕を持った出発のつもり。しかし16号は大渋滞。甘かった〜。8:30 まだ下川井。飛行機乗れないかも。 9:10 狩場 もう泣きそうだ(笑) 10:20 3時間かけて千葉に入った。しかしここからはあっという間。よかった。駐車場はアラジン 固定式 5日で4200円。11:10 アラジン送迎バス発。

11:15 チェックイン。空港のCD屋で、SMAPの014を買う。Sinさんへ。何が日本で流行ってるかはようわからんが、ちょうどあたらしそうだし、知ってるいい曲も入ってる。Karlには迷ったが、日本酒にする。免税店にするか迷ったが、後で見たら免税店にはすごく高い酒しか置いてなかった。郵便局から英字誌あてに広告料を送金。必要そうな額を超える金をATMで預入れ。ソウルが危険なとこだとは思わないが、ねんのため。定刻に搭乗。

初めてのKE。機内食。白身魚の煮たのとごはん。デザートは貝の形のベルギーチョコ。どちらもおいしかった。オレンジジュースが缶で出てきたのは初めてでびっくり。それ以外は特に大韓航空だからどう、という違いはなかった。しかし、2時間で食事を出すのは大変だろうなあ。

キンポ空港着。入国審査と税関用の用紙を機内でもらってなかったので、その場で記入。宿泊地未定だったが、こういう場合何でもいいから書いといたほうが無難。ネットで調べた安宿のうち一つを書いておく。

搭乗ゲートを出る。すぐに出られるのが軽装のいいところ。Rent a phoneのカウンター3つをまわり、パンフレットを比較。2つはPHSらしいが、謎なのはいわゆるケータイよりPHSのほうが通話料が3倍高いこと。ここでは電磁波の心配は5日間ということで忘れ、安いケータイにする。店員の女の子に英語で話しかけたら達者な日本語で返してきた。

続いて銀行で両替。helloといって2万円差し出すと、男の行員は「パスポートをお願いします」とこれも日本語。レンタル携帯屋からいきなり携帯に電話。クレジットカードを返してもらってなかった。我ながら不注意なやつ。もっと緊張感を持たんかい。さっきの女の子にカードを返してもらい、顔を見合わせて苦笑い。

とりあえず、地下鉄で都心に移動するか。駅は、着いた第2ターミナルと第1ターミナルの真ん中。動く歩道でひたすら下る。人はまばら。切符の自販機を見つけた。でも1000W札までしか受け付けない。informationのおじいさんに英語で聞くと、またしても日本語。しかもかなり流暢。そこまでの年には見えなかったが。なんだ、人のいる売り場が反対側にあった。この後も、切符の自販機があっても、基本的に窓口でも人が売っているということがわかった。自販機が使えない人は電車に乗れない、というのは東京の特徴だったのか。「チョンノサングワ」と言って購入。一語なのでなんとか通じたか。4,50分乗るだろうに、70円は安い。

そういえば、車が右側なら電車も右か。思ってたのと反対の方向から来たのであせった。英語の路線図で方向を確認して乗る。地下鉄車両内部の印象はほとんど同じ。中吊りがないぐらいか。携帯が鳴った人がこそこそ話するのも同じ。アナウンスはぜんぜん聞き取れないけど、電光掲示板がハングルと英語を交互に表示する(これも日本と同じ)のでこれを見てればOK。ホームの人は全員降りないうちに乗り込んでくるけど、これは大阪とかもそうらしいし。ホームはほんとに深いところにあるようで、エスカレーターを乗り継いで地上へ。

仁宗洞をぶらぶら歩く。にぎやかといっても、それほどたいしたこともない。プリントアウトしておいた格安宿リストを片手に旅館を見てまわる。どれも、外から見てもぼろぼろで、確かに安そう。意を決して、Kwan-Hun荘旅館に入る。出てきた兄ちゃんに部屋はあるか聞くと、2階に連れて行かれ、202号室を見せられた。すごい安普請だが、テレビも風呂もシャワーもある。一泊25000W(2500円)というので、とりあえず2泊50000W払う。お盆に、ヤクルトのようなのを2本と、小ペットボトルに水を持ってきた。しかし、水のほうはフタに開けた跡がある。つめかえてるようだ。ソウルは水道水OKだと思うが、一応これは飲まないことにした。ヤクルト風はすぐ飲んだ。兄ちゃんはそのまま去ろうとするので、鍵はないのか聞いたが、要領を得ない。英語も片言しかわからないようだ。彼がいつも玄関にいるから大丈夫、みたいなことを言っているようだ。部屋の使い方とかも一切説明しないし、拍子抜けだ。

ベッドに座り、さっそくKarlに電話。このKarlは、僕のソウル行きを知った友人Mさんがパリに遊びに行くとき、NEXでたまたま隣に座ったことから、メールアドレスを聞いておいてくれた、横浜に出張してた韓国人。出た。どうも、彼の教えてくれた電話は会社の電話だったらしい。どうりで日本から夜かけてもいつも居なかったわけだ。

地図を片手に彼の指示を聞き、地下鉄1号線でDaeJongへ、そこからタクシー。英語でビル名を伝えると、運ちゃんに「どこから来た?」と聞かれた。Japanだと答える。「そのビルで韓国人の友人が働いてるので、会いに行くのだ」というと、そうかそうかとうなずいた。メータは初乗りのまま到着。1300W。130円だ。これも安い。

Karlの勤務地は、漢江の中州に建つ63階だてのビル。後で聞いたがソウルで最も高いらしい。タクシーが着いた側は地下で、商店街や映画館。1Fの立派な受付でもういっかい電話。5分でくるとのこと。現れたKarlは、意外にもラフな格好。どっちが姓か聞いたが、Karlは外国人向けのあだ名みたいなものらしい。akkyと同じだ。何が食べたいというので、普段君の食べてるものがいいという。歩いて移動するらしい。豚肉は好きかと聞かれる。

一番お薦めの豚焼肉の店は、並んでて入れそうにない。次にいいところというので、ビルの2Fの店に入ってプルコギを頼む。プルコギは初めて。野菜に巻くが、乗せるものが大量に出てくる。赤いのが多いけど。プルコギのたまった汁がうまい。生のカニをなんとか醤につけこんだものもおいしい。

食事しながら、お互いの自己紹介や、最近の仕事、僕らを引き合わせた謎の人妻Mさんとは何者なのか?など、いろいろ楽しく話すことができた。年も同じなら職種も類似の二人なのだ。事情により当分あかせないが、似たもの同士、いろいろ面白い話もあった。つけあわせ類が大量に残ってしまったが、そういうものだという。食べられないほどの量を並べるというのは、無駄なのはわかってるけど、習慣としてみんながやめられないのだという。この後も、食事ごとに大量のおまけがついてきて、食べきるということがなかった。それでも以前より少なくなっているということだが。プルコギコースは二人で23000W。

近くの喫茶店に移って話の続き。家にはDSLが引かれてて高速にネットにアクセスできるという。さすが韓国。今は別の言語だが、本職はC++だという。

22:00 喫茶店を出る。駅まで10分だけど歩くかタクシーかと言われ、歩こうと言った。駅から電車で1時間ほどかけて帰るらしい。明日の晩もいっしょに飯を食おうということになった。彼の同僚も連れてくるという。30分ほどで旅館に到着。兄ちゃんは玄関奥の自分の部屋で横になっており、”Good night”だと。部屋の鍵はしまってない。まあ大事なものはみんな持ち歩いてるからいいけど。

23:00 そうだ、テレビをチェックしよう。チャンネル式のテレビ。12チャンネル全部映る。囲碁、ドラマ、朝ナマ風、のど自慢風、スマスマ風、アサヤン風などの他に、有線カラオケ(画面は静止画で、音楽だけ流れてる)、ゲーム番組があった。ゲーム番組は、二人の少年がつないだパソコンで対戦している様子を映している。解説者がそれを説明したりしているようだ。これが噂のプロゲーマーなのか?

寝る前に、旅行中の日課、洗濯をする。「そんな荷物で着替えは足りるの?」という日記読者からのメールがあったが、毎日洗濯するのだ。必ず洗濯できれば、着ているものと着てないものの二セットで大丈夫だが、余裕を持たせるための三セットである。小袋に入った洗剤を持ってきたけど、風呂についてる石鹸で十分だった。

9時帰宅。明日はソウルに出発というのに。。。

ネットで探してメール交換しておいた、日本語のできる韓国人Sinさんに電話する。男の人が出る。hello, もしもし、というと、女性(Sinさん)に代わった。お父さんだったらしい。驚かせてしまったかも。ソウルに着いてから、また電話することに決まった。土曜はガイドしてもらえるということだ。日本のもので欲しいものがあるか聞いた。遠慮してたが重ねて聞くと、日本で流行っているCDがいいという。

帰国便が遅くて家まで帰れるかわからないのと、翌朝朝から群馬に出張なのとでもう日程がどうにもならず、初めて車で成田に行くことにした。ネットで検索し、安そうなところをプリントアウトする。

急いで荷づくり。最近の旅行(トルコとサンフランシスコ)の時の資料を参考に荷物を決める。

  • ディバッグ
  • パスポート
  • 航空券
  • クレジットカード VISA1枚
  • メモ帳とペン
  • デジカメ
  • 下着上下、靴下各2
  • コンタクトレンズ、洗浄液
  • 石鹸小
  • 袋シャンプーx3
  • 袋洗剤x1
  • 歯ブラシ(歯ブラ士ではない)
  • 安全剃刀(絶対ではない)
  • 古本屋で100円で買ったソウルのガイドブック
  • 図書館で借りた韓国語の本
  • ビニール袋x3
  • 折りたたみ傘

以上。ディバッグは上の1/3が余った。最小記録更新か。毎度毎度の出発の儀式として、小さくまとまった荷物をデジカメで撮る。あと、追記しておくと、下着や靴下は、「手持ちの中から一番ぼろい、くたくたになったもの」を厳選した。(帰りはこれらを捨ててくることで、おみやげのためのスペースを作るのだ。)

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