Gregは図書館通いの毎日らしい。Japan Timesなどの新聞から求人広告を探しているようだ。町田の図書館は、住民じゃなくても、パスポートで借りられるんだそうで、よくビデオを借りてきている。パスポート見たところで、短期の旅行者にビデオや本なんか貸していいのかね、とも思うが、意外に外国人にオープンなところもあるのね。
その借りてきたビデオの中に、一部でその邦題が話題になった「ザ・インターネット」があったので、GregとPamの二人に笑って「日本題は’ザ’・インターネットなんだけど、次が母音だから’ジ’が正しいのにね」と言ったら、二人とも変な顔をして、自分で”the apple”とか”the table”とか繰り返して言ってみたあと、「ああ、言われてみればホントだね、知らなかったよ」と驚かれてしまった。
学校の授業じゃ、ザとジの読み分けは、基本中の基本の規則、みたいに教わってたけど、ネイティブにとったら規則という以前の話で、周りの大人の真似で自然に身につくものだってことらしい。日本人(九州人など除く)が教わらなくても鼻濁音を使えるのとおなじことだな。
この話にはもひとつおまけがあって、「じゃあ君らは無意識にそう言っているわけだ」と言った時に、無意識を直訳して”unconsciously”という単語を使ったら、それが二人の笑いを誘ってしまった。どうも、それだと寝言を言ってるような感じに聞こえるらしい。”unconscious”は、意識不明、とかそんな感じで、この場合は”subconsciously”がいいんだそうだ。