日本食レストランや日系スーパーの店頭で、アメリカ在住の日本人向けの無料雑誌や新聞が配られている。ベイエリアだと「ベイスポ」という新聞を一番見かける。
最近、それら無料誌の広告に、「インターネットで日本の番組を見放題」というサービスが出てくるようになった。
最新のハードディスクレコーダは、外出先から予約録画したり、インターネット経由で録った番組を見られたりもするそうで、お店で買ってきたレコーダをお客一人につき一台設置して、ネットから見えるように設定すれば、それで商売できるというわけ。
しかし、無料のテレビ番組でも、録画したビデオを他人に売ったりすると罪になるので、このサービスも法律的にあやしい香りがするなあ、とは思ってた。これだけおおっぴらに宣伝するからには、そのあたり検討した上でやってるんだろうとも思ったけど。
そしたら、案の定、こういう業者のひとつが、日本で逮捕されてしまったね。テレビ番組海賊版を月4000円でネット配信
「米国の日本人向け雑誌に掲載したHPの広告で存在が発覚」とある(HPは和製英語ホームページのことね)ので、まさに僕らが無料誌で見た宣伝でばれちゃったわけだ。そりゃ、ばれるよなあ。アメリカでやればばれないと思ったんだろうか。
見たい番組を海外からでも好きに見られること自体はいいことなんだけどねえ。テレビ局も著作権主張するだけじゃなく、適正な値段で、許可を受けたサービスが実現する方向にもがんばってほしい。