朝の通勤時、チャイナタウンを横切るときに、”Open House”の看板が。中国語も書いてあるけど英語も書いてあるので、看板にある番号に電話してみる。いきなり中国語だ。英語で「部屋の宣伝の看板を見てかけてるんだけど。。。」というとガチャっと切れた。
英語ダメだったのかな、と思っていると、玄関の扉が開いて東洋系のおじさんが出てきた。手招きしてるのでついていく。いろいろ話しかけてくるが、全部中国語でさっぱりわからん。「英語は話しませんか?」と英語で聞いたが、その答えも中国語、イエス/ノーですら話してくれない。
2階にある部屋に案内された。5畳ぐらいか。2年前にチャイナタウンでものすごい汚い部屋を見学したことがあるが、真っ白でこぎれいだ。悪くないかも。キッチンとバスルームへの扉を探すが、、、、ない! 部屋の隅に、洗面用のシンクがあるだけ。「シャワーやトイレは?」と聞いてみたものの、やっぱり通じなかった。たぶん共同なんだろうけど、それを見せてもらう方法がわからない。。。
おじさんは片手を開いて何かジェスチャーをするので、レントが$500 だというのはわかった。個室でこの場所だから、まぁ悪くはない。シャワーやキッチンが共同でもあるんならね。
おそらく、このビル全体、中国系しか住んでないんだろう。ここに住んだら、必要に迫られて広東語しゃべれるようになるかなあ、などと妄想したものの、管理人と一切意思疎通できない、というのは不安すぎる。謝々と言って出てきた。
ほんの1ブロック先には、ごく普通のアパートがたくさんあるのに、さすがチャイナタウンだなあ、と感心した。アメリカは多人種国家ではあるけど、異なる文化はなかなか混ざりはしない、というのを痛感した。この雰囲気の建物では、別の人種が住もうと思っても、なかなか入る気はしないだろう。全部日本人/日系人のアパート、なんてのも、どこかにはあるんだろうか。