街中を歩いてると何か違和感がある。各高級ホテルの前を、プラカード持って練り歩くホテル従業員達が居ないのだ。どうやらサンフランシスコのホテルストライキは終了したらしい。
このストライキ、最初2週間と言っていたが、結局7週間続いたようだ。その間、収入無しで苦しい思いをしてきたホテルワーカー達、その大部分は貧しいヒスパニックかアジア系移民、にとって、解決したのは本当によかった。
途中、市長が仲裁に乗り出したり、健康保険会社が(オーナー達の意向に関わらず)ホリデーシーズンに彼らが医者にかかれるよう特別措置を取ったり、といい話もあったが。ブッシュ政権の金持ち優遇策の元でますますリッチになっているであろうホテルオーナー達が、彼らの健康保険をさらに削ろうとしたり、ストに対抗して締め出し(lock out)を行ったり、というのは、本当に不快だった。
今回のストライキを先導した人達が、今後不当な報復を受けないといいのだけれど。とりあえず感謝祭前に集結したことにはおめでとうと言いたい。