ラジオ(Star 101.3 FM)のCMで、こんなのをやっていた。
(電話のベル) 女: もしもし? 男A: パーク通りのアパートについて聞きたいんですが 女: あなたの名前は? 男A: ファン・ヘルナンデス 女: 既に借り手はつきました (電話のベル) 女: もしもし? 男B: 私はサンジェイ・クマルといいます。パーク通りのアパートについてかけてます 女: もう空いてません (電話のベル) 女: もしもし? 男C: グラハム・ウェリントンといいます。パーク通りのアパートについて聞きたいんですが、まだ空いてますか? 女: ええ、空いてますよ 男C: ほんとですか? 女: ええ
(ナレーション)住宅差別は違法です。もしあなたが差別にあったと思った場合、800-669-9777 へ連絡してください。このCM は HUD(住宅都市開発省)/広告機構/LCCREF(公民権教育財団) がお送りしました。
ヘルナンデスはヒスパニック系の姓。サンジェイ・クマルのほうはわからなかったが、インド系の名前らしい。興味深かったので、このCMの内容を記録したウェブサイトを探してみた。
わかるのは二つのこと。部屋を貸すときの差別は、アメリカにもかなり存在するということ。人種差別もだし、障害者や、母子/父子家庭なども。(上の広告の長いバージョンには、それらの差別も登場する)
もう一つはしかし、政府や法律が、それをなくすための後押しをしていること。してはいけないこと、を啓蒙することは大事だと思う。
(2004-04-25 記す)他のニュース見てて偶然気づいたが、Sanjay Kumar 氏って Computer Associates というソフトウェア界の大企業で社長だったスリランカ生まれの技術者だった。名前まで覚えてなかったあたり、僕も相当モグリに違いない。
この人の社長解任? 騒ぎのニュースを読んだときに「ん? 聞き覚えのある名前」と思ったわけだが、この人とか、BEA の中国系CEO Alfread Chuang 氏とか、コンピューター業界にはマイノリティ出身の社長がいて、それはアメリカ全体を見るとやはり少ないので目立つのだ。
そんなわけで、本人の許可を取って名前を使ってるのか、それとも、インド系アメリカ人の出世頭の一人と言える彼のファンが勝手に使ったのか。