毎月来るクレジットカードの請求で、請求明細の他にぴらっとした印刷物が一枚。大きく”Take a vacation”
ハワイ旅行でも当たったのか(そんなわけない)と読みすすめると、「7月はどうする予定ですか? クレジットカードの支払いをする? そんなことより、もっとやりたいことがあるでしょう。週末にドライブするとか、家の改装にチャレンジするとか、自分にプレゼントを上げるとか、それとも他の請求書を片付けるとか?」
「ここらでちょっと休憩して、そのお金をあなたの好きなことに使ってみましょうよ。その分の利息は払わなくてもいいですから!」
「だから、リラックスして、7月の支払いは飛ばしちゃいましょう」
なんてあからさまな。大消費社会のアメリカだが、借金の支払い督促までが、返済の引き延ばしを薦めている。ちなみに、7月分の利息は払わなくてよくても、それ以前から繰り越している分の利息はちゃんと計算される。と下に小さく書いてあった(笑)。
(補足) アメリカでは、クレジットカードの請求書が来てから、小切手を送って支払うのが普通。日本のような口座引き落としは、最近やっと仕組みが登場したところ。アメリカ人は、自分の承諾なしに口座から勝手にお金が落ちていく口座引き落としには抵抗感が強いらしい。