共同スペースのソファで新聞を読んでたら、Markが来て寿司食いに行こうという。いいよ、と言って駅まで歩いたら、なんと吉祥寺の回転すしに行くんだと。
やだよそんなの、神楽坂にあるじゃん。とゴネたが、同じカプセルに住んでる寿司職人のリョウヘイが、来週からオーストラリアに行くから、職場に行って驚かせたい、んだと。
リョウヘイ君と面識ないのになんで僕が、と思いつつもつきあってしまうところが、暇じゃないのに暇な僕。しかし、Mark、電車の中で携帯忘れた、と抜かし、吉祥寺についたら店の場所が思い出せないといって、ぐるぐる歩き回らされた。
「そうだakky、このへんに回転寿司がないか人に訊いてみてくれないか?」「あのなあ、このへんだけでもそんなもん数十軒あるわい」
結局見つからなくて、「送別しようという気持ちがだいじなんだ。吉祥寺まで来て探したことを伝えればリョウヘイもわかってくれるさ」とめげてない。せっかくだから当初予定通り寿司でも食おうか、と、そのへんの回転寿司で寿司を食う。なにしに吉祥寺まで来たんだ。