サンフランシスコの街中、フィナンシャルディストリクトやノブヒル周辺を歩いてると、たまに双子のおばあさんに遭遇するだろう。僕も、何ヶ月に一度は見かける。
この小柄な二人のおばあさん、顔も同じなら、髪型や服装、靴までみんな同じに揃えていて、二人腕を組んで、いつもなにやらおしゃべりしながら非常にゆっくりしたペースで歩き回っている。
そのファッションは、時代がかった、というか、非常にフォーマルで上品なもので、同じのが二人いることもあってよく目立つ。道行くサンフランシスカンも挨拶したりして、サンフランシスコの名物のひとつといってもいいだろう。
それで、今日とある道を歩いてて、屋根のあるバス停を見たら、バス停の横の大きな看板、よく映画の広告なんかが載ってるところに、なんとこの双子の写真がでかでかと載っていた。
Twins
コピーは、「双子もおすすめ。○○引越」
引越し業者のコマーシャルだった。双子がにっこり笑っている。すごいなあ。たぶん市内だけの広告だと思うけど。
そんなわけで、双子はサンフランシスコの有名人なのである。