在米1年半にして、ついにクレジットカードを入手した。といっても、預金をして預金の範囲内で使えるクレジットカードで、真のクレジットカードではない。
最初来たときに、普通のカードの申請を2回拒絶されて嫌になり、そもそもカードを使う買い物もあまりしないので、日本から持ってきた円のカードだけで過ごしていたものだ。でもやはり、ドル建てのクレジットカードも持ってると便利なので、この預金式のカードを作ることにした。
この先だけど、このカードを使ってせっせと買い物し、毎月きちんと支払っていくと、クレジットヒストリーというのが出来てくる。各カード会社が、「こいつは毎月ちゃんと払ってまっせ」という報告をこのヒストリーを管理する会社に報告するわけ。
で、この後、あらたに普通のカードを申請したり、家借りたり、車や住宅のローンを申請したりすると、それらの会社が、申請者のヒストリーを問い合わせて、こいつに金貸しても大丈夫かを見るわけ。
だから、このニセクレジットカードで、買い物と支払いに励まないと、ほんとうのクレジットカードは手に入らないということ。なかなかたいへんな話だ。普段の安飯屋ではカードなんか使えないし、いざ使おうとしてもあまり使い道もないものだし。
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前の同僚 Evan とClemont st. の第二中華街で昼飯。こないだ会ったときに、実は5月に結婚していたことがわかった Evan だが、今日は、実は来年初めには娘が産まれるというのを聞いた。毎回びっくりだ。本人は独身時代とあまりに生活が変わっていくのでとまどっているそうな。彼自身中華系でしかも相手は客家らしいので、親戚がらみの行事やつきあいがとても煩雑らしい。
その Evan に、住居関係で新しい言葉を教わった。「このへんは in law が多いからね、そういうのだったらそれほど高くないよ」って言われたので聞き返したら説明してくれた。
1階とか半地下が駐車場になっている家が、サンフランシスコの西側の住宅地には多いが、あまりに高い家賃がもとで、この駐車場に住んでしまう人がけっこういるということ。駐車場といっても、上の階と同じだけの広さはあるので、車も2,3台入るし物置にもなる、そこに壁やらキッチンやらバスルームやらを追加して、一戸のフラットにしてしまうということだ。「そんなことしていいの?」「当然、違法だよ」
「でもなんで in law (義理。義理の母だと mother-in-law)なんだ?」「もともと、そんなとこにずっと住む人は昔はいなくて、親戚が来たときなんかに仮ベッドを置いて寝かせるような用途だったんだな。だから、親戚一般という意味で in law。そこから、地下の住まないところを改造した住居のことを、このへんでは in law って言うようになったのさ」
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某所でたまたま見つけた、「選挙に行ってもどうせなにも変わらない」という意見に反論してみる。
民主主義は過半数の人の意見で決まると単純に思っている人が多いが、51%の議席を確保した政党の、その中の過半数(26%)を取ればその政党を操作できる。さらにその派閥の過半数(13%)を取れば、派閥を、政党を、全体を好きに動かせることになる。ようは、「まわりの人みんながそう望んでいる」方向じゃなくても国は動かせるということ。
さらに、この「最初の100%」が、投票率の低下で真の有権者全体の40%とかになれば、13%x0.4で、だいたい5%の支援者を集めれば十分ということになる。
現在の政策に対して「まあ可もなく不可もなし、どうでもいいよ」と思う人がほとんどであっても、単に投票に行かないというのは、その5%を集めて自分達の好きな方向に国を動かしていこう人たち(こういう人たちは選挙に熱心で、必ず投票に行きく)を間接的に支持、応援しているのと同じことになる。
投票に行っても無駄とか、何もかわりっこない、とか言う論法や雰囲気は、投票に来ない人が多いと有利になる政党を利することになるわけだ。その政党は、そういった5%を取り込むために、忠誠心のある層(土木業界、農民、高齢者、特定の宗教の信者など)に有利な政策を約束している。農業政策や年金政策だけが国のふるえる権限ではもちろんないので、そこでは支持者にいい目を(投票への見返りとして)見させて、残りの分野を好きに動かす、と。
政党の政策内容や違いがわからないことを理由に選挙に行かない人が多いみたいだが、そういう人たちが「わからないなりに適当に選んで入れる」ということも、上のような「国を少数のまとまった人たちのいいなりにしない」というじゅうぶんな意味がある。
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朝、Monica が部屋をノックしてきた。開けたら僕の電動歯ブラシを渡してきて、「ひとつお願いがあるんだけど。これをキッチンで使わないでくれる? なんたらかんたら。。」
バスルーム(+洗面所)がMonicaの部屋の横だし、Monicaいつ寝てるのかよくわからないから、うるさくないようにとキッチンで歯を磨いてたんだけど、そっか、キッチンで歯を磨かれるのは好きじゃない人だったんだ、もっと早く言ってくれればいいのに、、、、ってオイッ! その後もごもごと、なんて言ってた? “It’s been hard time for me…”
hard time とまで言うほど綺麗好きか? たしかに、歯は洗面所で磨け、って主張しておかしくない人もいるよ。けど、キッチンのシンクだって、Monica の使った皿や鍋が積み上がってて、食べ残しが異臭を放っていることばかり。料理をする気にもなれないし、(僕はこのフラットではほとんど料理してないので使ってない)ゴミ箱も中身があふれても捨てに行かず、蠅がたかったりしてるじゃないか。共用のリビングは Monica のガラクタで埋まりきってて、僕はリビングに入る気力すら起こらないし。そんな人に、なんで歯磨きごときでここまで言われないといかんのだ!
なんてことを、仕事中に何度も思い出してむかついてしまった。ま、シェアメイトに何か言われて一番気に障るのって、「自分のことを棚にあげられたとき」じゃないだろうかと思った。
カテゴリー: ルームシェア
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ベーグル6個$1.99 クリームチーズ$1.99 クリームチーズはphiladelphia。体に悪そう、と思いつつたっぷり塗って2つ食べる。
仕事が佳境に入ってきている。あと少しのがんばりだ。
そんな中、久しぶりに他の会社の人に応対したら、日本語なのにすっかり話すのがおっくうになってしまっていた。これは日本社会に復帰できないかも。喋る仕事はだめだろうなあ。昔は講師のバイトで鳴らしたのに。
カテゴリー: アメリカ
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