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カテゴリー「仕事」のブログ記事

インタビューの日。この採用はEvanの退職とは無関係。もともと必要な作業に人がいなかったため、広告をだして募集していたもの。

午前中、二人をインタビュー。英語でインタビューなんかできないよ。たいへんだ。Evanが色々と僕の代わりに質問してくれたので助かったけど。

昼は前のインタビューが押してきたため、La’BentoでハンバーグカレーのTo go(イギリス英語だとTake away)。ほうれん草サラダをつけて$4.34は安い。ラベントーが日本料理か日本「風」料理かは怪しいとこだが、安いのがいい。

午後は3人のインタビュー。5人目が帰った後、全員集まってお互いの印象や技術的なレベルについて比較表を作る。知識レベルも大事だけど、人柄とか態度、本人が本当にやりたいことは何だろう、といったことも重要。

急いでるので、完全に満足いかないにしても、一番良さそうな人を選び、さらに先の手続きに進めてもらう。

夜、早めの7時にあがって、BartでEvanの家へ、そこから彼の車でDaly Sityへ。ナントカ99というアジア系のスーパーに連れて行ってくれた。社長もここが大好きらしい。アジア系の食材でうまっている。中国製のインスタントラーメンやオイスターソースなどを購入。隣のベトナム料理屋PHO99でPho(ファー)を食べた。米の麺に、牛の様々な部位の肉がのったもの。バジル?ともやしとチリペッパーをのせてレモンをかけ、混ぜて食べる。スープがおいしい。お腹いっぱいだ。前回SFに遊びに来たときもこれを食べて、ピーマンかと思ってチリペッパーをかじり、ひどい目にあったが、今回もやってしまった。

朝の定例会議。社長が重大な話がある、というのでなにごとかと思ったら、たった一人の部下であるEvanがやめるという。2週間前の通知を今朝したので、2週間後にやめて、月の後半は次の職場で仕事を始めると。

仕事に影響ないわけないんだけど、なんか他のみんなもあっさりしたもので、「次もがんばれよ」みたいなことしか言わない。アメリカっぽいなあ、と思わされた。まあ僕が採用したわけじゃないので実際のところは知らないが、彼の待遇が相場に比べて安そうなのは感づいていたし、もっと大きな仕事ができるやつだと思ってたので、本人のためにはいいことなんだと思う。あと2週間として、2ヶ月しか一緒に仕事できなかったことになるが、おしい人材を失った。

昼、とはいってもいつもどおりEvanと昼食。Jackson St.のWashingtonという中華料理。いつも並んでていっぱいのところだ。今日は列の先頭だったが、それでも10分ぐらい待たされた。Home special sticky fried riceというのを頼んだ。もちもちした米のチャーハン。まあまあ。

退職のことについてももちろん話したが、いまさらどうなるもんでもないし、実際次の仕事はとてもいいところで、ほんとうに彼のやりたい仕事ができそうなので、祝福したよ。

夜もEvanと。彼の車でRichmondへ行こうということで、Bartに乗って彼の家に行ったが、弟が車の鍵を持ったまま帰ってこなかったので、そこの近所(15th and Guerrero)のパキスタン料理屋でチキンカレーとラムサグを食った。おいしかったのでナンを追加したら食べきれず、包んでもらった。その後Evanの家に戻ると鍵があったので、家まで送ってもらう。

朝、Deliでサンドイッチと茶を買う。8:30に会社につくが、ドアが開かないのであせった。ノックしたらRonがあけてくれた。7時からいるという。

昼はフードコートまで歩き、スープを買う。クラムチャウダー$4.75とパン一切れで$5.75。けっこうかかるな。同僚と3人で食べる。普段はみんな一人で食べることが多いようだが、僕が困らないか気を使ってくれてるんだと思う。

仕事のやり方に、かなり改善する余地があるのがわかった。改善するにも手間がかかるので、早く新しい機能を作れという今の状況でどこまでできるかわからないが、こちらの会社でも、日本側でも、重要な問題だと思う。

土曜日に見に行ったフラットの人、台湾人女性に、電話で断りをいれようと思いつつも、帰宅が11時になってしまった。電話のほうが誠実な気がしたが、メールで断りの連絡を出した。

ドアを叩く音で目が覚める。「部屋の掃除に来ました」とか言っている。返事になってるのかなってないのか、自分で覚えてないなにかを叫ぶと、去っていった。時計を見ると10時。12時に社長に電話することになっているので、この掃除のおばさんのノックは助けになった。

髭をそり、シャワーを浴びて街へ。軽食の店はそこそこたくさんある。ピザ、ブリトー、カフェ、中華、ケバブなどあったが、ベーグルを選ぶ。ベーグル$2.95。お茶$1.10。昨日も思ったけど、コーヒーだったら25セントとかなんだよなあ。お茶といってもお湯とティーバッグくれるだけだし、頼む人が少ないのか、一発で通じないこともあった。紅茶飲みにはつらい国だ。アメリカンコーヒーに転向するか?

家に帰り、前からメールで連絡を取っていた、Nob Hillのシェアに電話連絡。今日いまからはどうか? と聞かれたので、見学に行くことに。枕元にチップを置いてホテルを出た。ホテルからは5ブロックほど。ただしずっと上り坂。かなり急だ。何本か横の道にはケーブルカーが走ってるくらいだからな。ふうふういいながら指定の番地に到着した。

玄関でブザーを鳴らし、開けてもらって4階へ。エレベーターがドアを手であけるかなり旧式のもの。小柄な長髪のアジア系の女性が部屋のドアを開けて待っていた。フラットに入る。靴は脱いで生活してるみたいだが、履いたままでいいというのでそのまま。左が彼女の部屋、正面に開いてる部屋。厚手のカーペット敷きで6畳ぐらいか。前には窓があり、隣のアパートが見えはするが日あたりはいい。カップボードが半畳。入口から右手にバストイレ、さらに右がリビングルーム、リビングの奥がキッチン。開いてる部屋はunfurnishedでなにもないが、リビングやキッチンには一通り揃っている。また、リビングの奥のドアを開けると階段があり、そこをあがると屋上だ。高層ビル街やツインピークスが見えて、かなり気持ちがいい。

部屋に戻って彼女と話す。7年前に台湾から来たとのこと。unfurnishedなのでベッド等は自分で買う必要があること、キッチンやリビングの電化製品、食器、テレビ等はすべて使えること。など確認。

ゲストとかを泊めるのはどうか、と聞いたら、問題ないけど前もって誰が来るかは予告してほしいとのこと。前のフラットメート(女性)は、いつも違う男性を泊めていたので困った、いわゆるOne night standばかりね、と、非難がましく言うので、それは個人の自由じゃないですかと答えたが、そうなんだけど、自分が知らない人が、そして多分連れて来た彼女も名前とかを知らない人が家に出入りするのは、セキュリティ面で良くないでしょ、と言われたので、それもそうか、と思った。その連れてこられた人が、勝手に物を盗っていったり壊していったりしても、責任の取らせようがないものね。

まだ最初の物件なので、相場がどうなのかよくわからない。ただ、彼女は信頼できそうだし、静かな生活が得られそうだと思った。今朝他の女性も見学に来たということで、早くデポジットを払った人が部屋を取るという、first come, first servedで。他にも見学の予定があるので、あとで連絡する、と言って辞した。

アパートメントを出たところで、社長が奥さんと車で待っていてくれた。ここの番地と見学が終わりそうな時刻を伝えておいたのだ。社長の奥さんは初めてあったけど、きれいな人だ。でも社長と一緒で飾らない感じがいい。

車で、いくつかコンドミニアムを案内してもらうことに。まず行ったのは、金融街から東に徒歩10分ほどの場所、昔、10年前に社長が初めてSFに来たときに住んでたところ。Trinity Towers。Rental Officeに行って、セールスの人に部屋を見せてもらう。4階と3階の部屋で、Studioが月$1250。

次が、ベイブリッジのたもとに近い20階立てぐらいのコンドGolden Gateway Centerの14階のstudio。ベランダからベイブリッジが見えるものすごくいい部屋。キッチンなども立派で、食器洗い機までついてる。$1625という値段を聞いて絶句。さらに南に行って、湾のそば、ダウンタウンまでは徒歩20分か無料シャトルバス、というGolden Gateway Center、こちらは低層で、温水プールが3つあったりする。緑も多い。ここが$1275。

いくら立派で広くてプールやジムがついてても、一部屋に16万円も払えないよ。と弱音を吐いたので、ちょっと危険な地域の休めのアパートに連れて行ってもらう。Market通りx8th通りのアパートは、実際には使う気になれない小さいプールとジムがついて、$800。住人は学生が中心ということ。さすがにこれまでのよりみすぼらしいけど、ここはfurnishedでベッドがついてるし、悪くない。会社までは地下鉄2駅になってしまうが。

ここでジャパンタウンへ移動。ここにも情報があるということで、日系スーパーの掲示板を見る。ちょうど社長の目の前で、シェアメイト募集の広告をはっていった若い男性がいたそうだ。その場でひきとめて質問しようか迷ったということだが。でも、サンセット(太平洋側に近い)だったので、バスで20分とかかかりそう。

ダウンタウンからそう遠くないところで、「部屋あります。日本語、中国語、韓国語OKです」という激安の募集広告発見。電話番号をちぎって持ち帰る。

ジャパンタウンの2階で晩御飯に。お好み焼き屋に入る。定食や寿司もあり、なんだか妙だ。一枚$8ぐらいのお好み焼きやモダン焼きを食べる。店は客でいっぱいだった。それも日系じゃないのも多い。2階建てのモールの中は、紀伊国屋書店、たくさんの日本料理店以外にも謎の呉服屋とかおみやげ屋など、どうみても日本人が買うとは思えないインチキ日本風の店があり、しかもにぎわっている。エキゾチックな観光地としてもうまくいっているところのようだ。

ホテルに帰る。明日の朝出て行くのはどうみても不可能なので、延泊を頼む。とりあえずあと2泊。あと、これまで使った電話の額がわかるか、と聞いたところ、明細をプリントアウトしてくれた。

部屋に戻って明細を見たが、市内は一回100円ほどだが、携帯と市外向けは一回300円も取られている。6,7本の電話で2000円とかだ。こりゃたいへんだ。気軽にかけられないな。

と思いつつ、肌寒い中公衆電話からかけるのも嫌だし、部屋からさっきの激安広告の番号に電話。すると、なまりのある男性が出て、今運転中だから後で10時前後にこっちにかけなおすという。車内の誰かがメモを取っているようで、こちらのホテルの番号を教えたが、電話の後ろで複数の子供の声も聞こえた。運転手らしい男性はどこかから帰宅する途中と言ってたが、この人とのシェアではないのか、それとも子供のいる家族とシェアなのか。

10時半頃、ホテルの部屋に電話がかかってきた。さっきの男性。広告の部屋の場所を聞くと、なんとこのホテルから1ブロックしか離れてない。このホテルが会社から2ブロックだから、会社からもとても近いということになる。こんな便利なところで他の半額に近い値段というのはいったいどういうことか、と思ったので、「とてもいい場所ですね、相場よりかなり安いと思うけど、何か理由があるの」と聞いたところ、「べつに。ただナイスな人たちが住んでいるだけですよ。部屋はちょっと狭いかもしれませんが。10フィートx10フィートの部屋なので、荷物の多い人はだめかもしれません。あなたは荷物多いですか?」ということだ。まとにかく、明日の10時に見に行く約束をした。

TVを見ながら日記を書き、1時頃就寝。

出発日。夕方の飛行機なので、朝は出社するかと言われたが、さすがに今日は勘弁してもらう。

朝、KikoとKayneは会社に行くところであいさつ。Chikaは帰って来てなかったのか、あいさつできず。また出張ででも来るからいいか。

今回はさすがにスーツケースだ。荷物をまとめ、部屋を片付けて掃除して、なんてやってるともう昼。近くで適当な食事をして、成田へ。半蔵門線、TCATからリムジンバス。

空港でチケットをもらい、チェックイン。行きの飛行機用の保険を買って、当座の金を両替。住居を借りるときに一番お金が必要そう。たぶんそういう時は小切手で払うのが普通なんだろうけど、口座や小切手がいつ持てるかわからないし。現金で持っていくことにした。

ANAのエコノミーも、全席テレビつき。映画のセレクションは

  • The Road Home/我的父親母親
  • かあちゃん
  • The Princess Diaries(プリティ プリンセス)
  • Hardball(陽だまりのグラウンド)
  • Hearts in Atlantis(アトランティスのこころ)
  • Serendipity(セレンディピティ)

夕食を食べながらSerendipityをみた。運命を信じる二人のロマンティックなお話。おもしろかった。

映画は一本だけにして、4時間ほど寝る。2本目の映画にいかなかったのは、仕事だからちょっと遠慮してるのかも。起きた後は、Hardballの後半を見た。 キアヌリーブスのがんばれベアーズ+ちょいシリアス物

到着は朝9時前。同じ日の朝に時間が戻った。入国審査は長蛇の列。ビザのおかげで特に問題なく入国。申告するものあるか、に、いいえ、と答えると、そのまま向こうから出てよし、と言われる。

タクシーでオフィスに到着。高層ビル群の中の一室。入っていくと先月出張で会った二人を含めて全員がいくつかの部屋にわかれて仕事をしていた。あと電話とメールでしか会ったことのない残りのメンバーにも挨拶し、用意された自分の席につく。席の横の窓からは、通りをはさんで向かいの高層ビルが見える。

やがて昼になり、全員で昼食に行くことに。いこうとした店がどれも人でいっぱい。St. Patrick Dayとバスケットの試合のせいらしい。海の近くまで歩き、ベンチのある通り沿いのファストフードで各自好きなものを買い、食べた。僕はピザ一切れ$3.55とフルーツジュース$1.2

午後はさっそく仕事にかかったが、途中抜けてSocial Security Numberの申告に。事務所まで歩いていって申告。この番号を取らないと、銀行口座も開けないしいろんな契約もできないということなので重要。2週間ほどかかるらしいのでそれまでたいへんだが、申告は受理された。

夜。金曜の夜ということで、6時過ぎぐらいにはみんな帰っていく。社長に案内されて当座取ってくれた宿に向かう。シンプルな安宿だがとにかく便利な場所(会社のそば)なのでそこそこの値段。最低限のものは揃ってるし、とりあえずここを拠点に部屋探しだ。

社長と夕食に。中華街に行って鳥肉麺を食べた。$5.75でチップ$0.75。カフェに移って雑談。別れて部屋に戻って9時。いいかげん眠かったので就寝。しかし、夜中の2時に眼が覚めてしまった。

なんとか眠ろうとするが、どうにも寝られない。テレビはやってるけど、料理番組(なぜ深夜に?)とテレビショッピングかビデオクリップ番組だけ。

4時半には、腹が減ってどうしようもないので、外に。危ないのかもしれんが。いちおう1ドル紙幣10枚ぐらいと20ドルを一枚だけ持ち、あとは何も持たずに出る。

中華街を上りきって右に折れ、マーケットストリートをぐるっと散歩したが、一軒の店も開いてない。マックは看板はついてるが、営業時間は6AM-7PM(!)とか書いてあるし。こんなに何もないのに、バスは走ってたり、たまに人とすれ違う。すれ違う相手が3人ぐらいだとちょっとびびるが、つとめて地元民のふりをして歩く。

街角の新聞箱から無料の住宅情報誌などを取って、それを持ってホテルに帰る。フロアにあったベンダーマシンでサイダーを買う。$0.75。一ドル札で釣りが出るので感心したが、5種類全部炭酸とはね。多少お腹の減りは解消したが。眠くならない。結局朝7時ぐらいまで寝付けず、そのあとやっと寝ることができたようだ。

日本で終えておきたいところまで、仕事が終わらないかも。向こうからのメールに返事を書いてると、作業がフルには進まないから。ま、もともと説明がほとんどないものを理解するのだから大変なんだが。

しかし、何の苦もなく理解しちゃった人もいるらしいんだよなあ。プログラマーとしては2流なんだろうか。一番得意なのは開発よりも開発プロセス改善かもしれない。

朝普通に起きた。できれば午前中、とおねがいしてたが、なかなかこない。11時過ぎに運送会社到着。航空便分の荷物を発送した。フライトが確定してなかったので、船便もまだ日本を出てないらしい。だから船便で送った分が向こうで受け取れるようになるのはかなり先になってしまう。

今回の転職を紹介してきた紹介会社の別のヘッドハンターから「転職しませんか」というメールがきてびっくり。紹介したばかりの人がまた転職しちゃったら、紹介会社として困るだろうに。いいかげんだなあ。

午後はフラット維持に関する作業など。夜、銭湯へ行く。ネットで調べてみたら、この前行った駒の湯よりも近くに、いくつも銭湯があることがわかった。今回は千代の湯を試す。駅のすぐ近く、駐車場の奥に、たんに塀が切れたようなところがあって、そこを入っていくと入口があった。よくこんなところに、という感じで、店構えも伝統の番台スタイル。客は少ない。スチームサウナが無料で使えてよかった。世田谷って銭湯だらけなんだねぇ。

会社を早くあがろうと思ってたのに、仕事が押して遅くなった。渋谷のビックカメラに着いたときにはもう閉店。Tower Recordに行って今日発売のフレンズ5th season 4,5,6を買ってきた。明日航空便を送るので、それで送ってしまおうということ。どうせ出発前に観てる暇ないし。アメリカ本国だけはビデオもDVDも出てないんだよね。

帰ってきたらもう眠いが、荷物をまとめなきゃ。ここで送り忘れると、あとはスーツケースで持っていかないといけないので、忘れ物がないように。今回は容積としては少ないが、けっこう時間かかる。未明に就寝。

お休みをもらって、国際免許を取りに行き、住民票の転出届も。国外転出は2度目。これは出しておかないと住民税がかかるからね。
あと各銀行の手続きなど。

同僚の2週間の出張も終わり。ほんとよく働いてくれた。7時に仕事を切り上げて、周りの人たちと飲み会へ。僕は半月後にまた会うから、通訳してたんだけど、「ピロシキ? ああ、風呂敷みたいなやつね」なんて訳せないって。

9時に中座して渋谷へ。出張で東京に来ている前の会社の同僚と会う。同期でもあり、その能力を認めている、というと偉そうだけど、おたがい頑張ってきた仲間。この一ヶ月、転職してからの近況を話したり、楽しかった。僕と同じような不満は抱えているはずで、たいへんだなあとは思ったが、むこうは家族持ちなので僕みたいに好きなように動くのは難しいだろう。

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