今朝のビュッフェの新顔は、Nasi Lemak。白ご飯に、大きな干し魚、ナッツと小魚、赤みそ風ソースが並んでいる。いちおう試さないと気がすまないので、一通り取る。この赤いソース、これもまた辛い。ナッツではごはんは進まないなあ。干し魚は、骨が固い。カルシウムは取れそうだが、我が軟弱な顎では他べきれん。
11:00から、テレビでは「ミュージックステーション」をやってた。日本語の放送に、曲名としゃべり(タモリと歌手とのね)は中文字幕。
チェックアウトはぎりぎりの11:50。会社経由の手配なので不明だった値段だが、カードで立て替え払いしたのでやっと判明した。一泊$120(8500円)だった。あまり割り引きされてる感じはしないな。
とりあえずタクシーで空港に。どうせ移動一回分は会社持ちだ。この際このばか重い荷物を先に運んでしまおう。
最後にして初めて、話好きな、というかそこそこ英語のしゃべれるドライバーと会った。中国系の中年のおじさん。彼の英語も片言ではあるが。第二ターミナルというと、日本人か? どうしてJALじゃなくSQに乗るんだ? と聞くので、「SQのサービスの良さは世界中で有名だし、僕はJAL好きじゃないんだ」と答えた。シンガポールの印象とか聞かれたので、おいしくて、緑豊かな国と答えておいた。おべっかじゃなくて。カトンラクサがおいしかったというと、彼もカトンに住んでいるそうで、「あなたのいたホテルの裏側にとてもおいしい店があるよ」と言う。そうそう、そこで食べたんです。地元の人もすすめる店だったということでまた満足。
空港に呼びつけた$3と、空港特別料金の$2が入ったので$13と高め。2Fの手荷物預かり所でガーメントバッグを預ける。24時間以内で$3.09。
第二ターミナルのスーパーマーケットをチェック。第一ターミナルとあまり変わらない内容。と、スーパーマーケットの右側の通路から、ピンクのビニール袋を持って歩いてくる空港職員を発見。職員食堂はこの先だ!
しかし、その通路を行っても、分岐もしてるし食堂らしいものが見つからない。何回か、奥に歩いていく人をつけてみた(怪しいね、どうにも)が、駐車場やゴミ捨て場に連れていかれたりで、はずればかり。そんなこんなで30分ぐらい、待ち伏せしたり尾行したり張り込みしたりがんばったが、奥にあるエレベーターからピンクの袋を持った人が出てきてしまった。食堂は別の(どこだかさっぱりわからない)階にあったようだ。
調査は徒労に終わった。もうだめ。無料モノレールで第一ターミナルへ移動して、こちらの食堂で負け犬の食事を取る。Woh Huatという店で、Prawn Me Dry(えびそばドライ)を食べる。ドライとスープとあったが、ドライといっても下のほうにはあまずっぱいスープが入っている。だしが効いていてうまい。$2.5のほうを頼んだが、これは人によってはおやつサイズかもしれない。具は、えび、フィッシュケーキ、もやし、青菜。
第二ターミナルの職員食堂については、次シンガポールに来た時までの宿題だ。
フライトまでまだ10時間以上ある。一旦街に行こう。地下からバスに乗る。空港からのバスは、24,27,34,36,53,506。Orchid Rd.が行き先に入ってるバスということで、36番を選んでみた。料金はmaxの$1.4。15:30ぐらいか。とても混んでたので一台パスして、次ので座る。36番は、見覚えのあるMarine Parade Rd.を通り、橋を渡り、シンガポール中心部へ。このへんで地図を開き、ホテルとか博物館とか確認していく、途中、海のそばの公園では、ドラゴンボートレースをやってた。いや、やってるようだった。レースまでは見えなかったが、たいへんな人出だった。やがて、バスはOrchid Rd.より一本西の道を入っていって、高島屋の裏手が見えてきたので、バスを降りる。空港からここまで、4,50分ぐらいかな。
高島屋のZippo売り場へ。仕事の電話のついでに、部長からZippoの相場を聞いたので、高島屋の値段は普通だとわかっている。自分は吸わないのでライターなんかなんの意味もないんだが。。。店員を呼んでこれをくれというと、鍵でケースを開けて、指したZippoをケースごとこちらに渡し、「ここまっすぐ行って右曲がったらcashがあるから、そこで払って」といい持ち場に戻っていった。客を信用してるなあ。cashに向かう間、こんなことで大丈夫かいな、人が良すぎるぞ、と思ったが、さすが正直者の国だ。
デパート内の休憩所は一つの椅子も空いてない。高島屋の表に出て、そのへんの壁の上に座る。ノートPCを出して、cheez-it(デジカメ)の写真を吸い上げる。ちょうど、Orchid Rd.の向かい側で、Cheez-it babeという新製品のキャンペーンをしてるようで、大音響で説明していた。
Orchid Rd.の向かい側に渡り、東に歩いていく。屋台のアイスクリーム屋が多い。暑いから大人気だ。カップとコーンもあるけど、食パンというのもある。なぜかピンクや緑のまだら模様にされた食パンを半分に折り曲げて、半球のアイスを4,5個載せてくれる。これを$1.00で買った。食べながら歩く。とけたアイスが食パンに吸収されて垂れてこないので、以外といいかも。
歩き疲れたところでバスに乗る。やはり昨晩のVCD屋のある、Parkway Paradeショッピングセンターに戻ろう。14番のバスを待つ。来た14番は2階建てだった。チケットは勘で$1.10にしたが、後で調べたらぴったりだった。2階建てバスもよく見てはいたが、自分の乗るのが2階建てなのは初めて。当然2階の前のほうに座る。ここから、走るにしたがって、ラッフルズやウェステインなどのホテルを見ることができた。
ホテル裏手で降りる。お勧めリストにあったKaton Bakeryで、サンバルバンと書いてあるパン$0.50と、月餅3個$2.20を買う。月餅はフラットメートへのお土産。サンバルバンは、オレンジ色のおかかみたいなものが入ったパンだった。まずくはないが、これも辛い。隣のジュース屋で、Passion Fruit Tea $1.70を買って、飲みながら歩く。このジュース屋、プラスチックのコップに、プラスチックで密閉するフタを張る機械を持ってる。このフタもカラフルなので、出てくるジュースカップはコンビニで売ってる商品のようなきちんとした感じになるのが面白い。
Parkway ParadeショッピングセンターのVCD屋。日本のドラマVCDが並んでいる店だ。なにか一つ買っていくとしよう。売ってたタイトルで覚えてるのは以下。「おやじぃ」「ロシナンテなんたら」「ビーチボーイズ」「ロンバケ」「伝説の教師」「ラブコンプレックス」「救急病棟」「殴る女」「バスストップ」「神様もう少しだけ」「女子アナ」「お仕事です」「恋の奇跡」「ショムニ」だいたいビデオCD8枚組み(!)ぐらいで、値段は$15(1200円)前後。全話入ってこれだから、べらぼうに安い気がする。DVDじゃないから画質はそれなり(VHSビデオ並らしい)だろうけど。パッケージがちゃんとしてるから海賊版ではないと思うんだが。結局、$12.90で「振りかえれば奴がいる」8枚組みセットを購入。日語音声+中文字幕だ。こんなものが売っていると知ってたら、日本にいる間に「通しで見たい過去のドラマ」をリストアップしておくんだった。
なんと、昨晩の場所のVCD屋台が4軒に! “Buy three, get one free”は「買三送一」と言うのか、中国語では。覚えている限りでは、こんなものを売っていた。「ハムナプトラ2」「頭文字D」「ショコラ」「ピアースブロスナンの最新作」「中国系らしい映画」よく見ると、パッケージには「中文字幕」「malay subtitle」とある。英語音声ならなんとかなるだろう。でも買ったかどうかは ひ・み・つ(はあと)。
この時点で小銭もほとんどなくなり、$15.07。もう空港に向かおうかと思ったが、そのへんの人に時間を聞くと19:40。もうちょっと時間あるな。ショッピングセンターの中へ。スターバックスは$2〜$4。100円ショップならぬ「$1.99ショップ」というのがあった。
ショッピングセンターの中のフードセンター。ライス+肉1+野菜1で$3.00という店で、肉はビーフ+じゃがいも+しいたけの煮込み、野菜はカリフラワー+ねぎいため、という組み合わせで食事。そろそろ頃合かとバス停に行き36番を待つが、これが30分ほど来ず、別方向のバスばかり来るのであせった。
チェックインは22:15。離陸一時間前。パスポート、チケット、マイレージカードを渡してチェックイン。端末をしばし叩いた後、どこかに電話しはじめたので、「何か問題でも?」と聞くと、「席がありません」と言う。なにぃ。「今調整してますからちょっと待ってください」と電話の向こうの返事を待ち、結局空きがあったという。ボーディングパスを見せて、「Bの席なので真ん中ですが、いい席ですよ」という。真ん中でもいい席?
もうちょっと遅く来たら、無料ホテル+翌日ビジネスクラスだったかなあ、などと不埒なことを考えつつ先へ。「搭乗は22:15。もう過ぎてます。すぐゲートへ行ってください」と脅すので、まっすぐ搭乗ゲートへ。しかし行ってみるとまだまだの様子。ここでは搭乗ゲートごとに金属探知機があって、個別にチェックしてるようだ。
金属探知機も並んでる状態だったので、ちょっと戻ってWHSmithに。残金$3.34から、冷蔵庫につけるジョークマグネットを$2.60で購入。ジョークを一つずつ解釈してる暇はなく、どうせ冷蔵庫につけるからということで、”Fridge picker wears bigger nickers.”というのを選んだ。これで残り74セント。さらにもう少し戻って、寄付ボックスに54セント入れて、20シンガポールセント硬貨を自分のお土産にした。安上がりなやつだ。
飛行機に乗ったら、非常口席、つまりフライトアテンダントの向かいの席だった。なるほどこれなら真ん中の席でもそんなに悪くない。
左の窓側席は白人男性、右の通路側は日本人男性? 話をしてみると、右の男性はシンガポール人だった。あのSun社の社員で、東京で講師しに行くという。左の白人男性は横浜在住のオーストラリア人で、日本語ペラペラ。もう日本には長く、仕事で東南アジア地区での海老養殖ビジネスの交渉をしに来てたそうだ。
映画一本目、American Beauty。すいません。アカデミー賞らしいですが、何が面白いのかわかりませんでした。映画の途中で、軽く夜食。映画が終わったらたまらず寝てしまった。02:00頃か。
「朝食〜、朝食〜」と叩き起こされる。なに、もう朝なの? とテレビモニタの時計を見ると、まだ朝4時。かんべんしてくれ。とは思ったが、くれるものは食べてしまう貧乏人のサガ。パンか寿司かということで寿司、寿司とはいっても、いなりと太巻きだが。
そのまま映画二本目。途中からだが。Erin Brockovich。ま、普通というところでしょうか。映画終わってから一時間ぐらい、寝ようと思ったが眠れず。朝7時前に着陸。