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カテゴリー「アメリカ」のブログ記事

アメリカに来て初めてのスーパーボウル。アメリカもアメリカ人も特に好きなわけではない僕だが、アメリカンフットボールは好きで、長いこと観ている。

卒業旅行で初めてアメリカをまわった時も、フットボールファンの友達と各地のスタジアムを見てまわったものだ。もっともオフシーズンだったので試合は観られなかったが。

同僚のJadeに招待されたので行ってみた。先週引越したばかりということもあり、家を見にいったというのもある。2BR2BA(2ベッドルーム、2バスルーム)で、大きなリビングがある家。友達が持ち寄ったテレビが5台、30人ぐらいが集まって、ビールとつまみを持ってのテレビ観戦だった。

今年は湾の向こうの Oakland Raiders が出たということで、Oaklandのいいプレイでは歓声があがる。といっても、ほとんどいいところは無かったんだが。

学生の頃、ずっと時間があってもっとたくさんゲームを(TVでね)観ていたころに、たいしてパッとしなかった選手(リッチ ギャノン)が、まだプレイしていて、しかもいい選手になってるらしいのが感慨深かった。

夜のニュースによれば、Oaklandで暴動が起こってるようだ。ひどい負け方だったからなあ。勝っててもお祝い暴動が起こってたと思うけどね。

朝、Monicaから、「反戦デモに行くんだけど行かないか?」と誘われる。そういえば、デモのビラがいろんなところに貼ってあったなあ。行ってみるか。

一緒に行く約束をしてるとかで、まずMUNIに乗ってAlamo Squareの近くの家へ。Monicaの友達のBessy, その彼氏のJohn, もう一人シェアメイトのYoremの3人に紹介された。3人とも行くらしい。準備できるまで、トーストと紅茶をごちそうになる。

食べながら、Bessyと話す。「そういえば、東京でも同じデモがあったみたい。僕も日本のニュースで読んだよ。東京は(時差で)明日になってるから、もう終わってる」「日本でもやってたんだ。どれぐらいの規模だったの?」「たしか、7千人だったかなあ」「それって多い?」「いや、大東京で3千万人都市だから、いわゆる”活動家”みたいな人だけなんじゃないかな」

歩いてMarket Streetへ。Civic Centreに着いた頃には、通りは車が入れないように警官に封鎖されてて、既にむこうから大通り一杯の人たちが、思い思いのプラカードを持って歩いてきてた。多かったメッセージは、たぶん”No blood for Oil”, “No war on Iraq” など。

Monicaはデジカメでデモを映すのに一所懸命だったので、Monicaが作ったプラカードは僕がずっと掲げてた。”Rabies Immunization, Now or Never?”(狂犬病、治すのは今しかない)という文句、ちょっとひねり過ぎの感もあったけど、何人か通りから話し掛けてきた。

始点のEmbarcaderoまで行こうとしたけど、流れに逆らってるのでなかなか難しい。Montgomery stationあたりで断念。Yoremはここで帰宅。BessyとJohnは、一旦お茶して休むというので別れ、そこからはデモの中に入って来た方角に戻ることにした。

Civic Centreまで達した辺りで、人波でまったく進めなくなる。本日のデモの参加者は15万人、という発表が伝わってきて全員が沸く。ここが終点で、代表者の演説とかを待ってるんじゃないか、ということだけど、それが何時になるのかさっぱりわからない。お腹も減ったし、飯食って帰ろうと提案。Polk Streetをあがって、最近できたっぽいタイ料理屋で遅い昼にした。食べ終わったころ、ぞろぞろと人が帰ってきたので、デモは解散したのかもしれない。

15万人というのはそれなりの数字で、実際道を埋め尽くす「普通の」人々を見てると、アメリカ人も目が覚めたのかもと思ってしまうが、これはサンフランシスコだけでの話で、全米でみるとそんなことは全然ないだろう。今日も、これだけの規模なのに全米ネットワークでのニュースではほとんど扱われてないし。

日本も、片棒かついで軍を派遣しちゃってるわけだし、他人に殺し合いをさせて利益を得ようという連中が大勢の支持を得て政権を握っていることに不安を感じる。

$60で49ersのチケットが手に入った。フットボールは学生の頃からよくTVで観ていたが、忙しいのとチケットが取れないのとで今回が渡米後初観戦。会社から1ブロック先のバス停から球場行きバスが出ている。往復で$5

20分でつくとあったので試合開始20分前に乗った。座席はSFのジャケットを着たファンでいっぱいだったので間に合うのかもと思ったけど、ひどい渋滞で1時間かかってしまった。途中で、乗客の”Go! Go!”のリクエストに答えて反対車線を100mほど逆走して急いだのはびっくり。公共交通機関だぜ?

球場に入り、まず飯を買う。Polish Sausage $4.55はただの小さなホットドッグ、馬鹿高い。席についたら2Qが始まっていた。席は、なんと一番上。席の後ろはスタジアム全体の壁。球場全体が49ersの赤一色。もちろん満員で、多分7,8万人ぐらいだろう。球場全体が「ディーフェンス♪」などと叫ぶさまは壮観だ。

がしかし、49ersも弱くないはずだが、優勝候補のPhiladerphiaにボコボコにされてしまった。常に2TD差以上つけられ、まったくいいところ無し。TDを取られるたびに客が帰って行き、4Qの頭には4分の一ぐらい、試合終了時には10分の1ぐらいしか残ってなかった。

地域の技術者が集まって話をする、という会を見つけたので行ってみた。知ってる人もいないし、言葉も不安だし、申し込みはしたけど行くのやめようかと何度も思った。

14番のバスに乗ってSOMAの倉庫外の中にある会場のクラブへ。だだっぴろい倉庫にいくつかソファが置いてあるだけの場所。入り口のわきにバーカウンターがある。ほとんど男ばかり30人ぐらいの参加者。

5人ぐらいと話をしたか。話をしたといってもほとんど聞いてるだけ。何人かには自分の仕事とか会社とかについて説明したけど。もともと社交的じゃないのに英語でなんとかしようというのは無理があったなあ。2時間ほど話をして、気がついたら人もぼろぼろと帰っていってたので、退散した。

ベイエリアの技術者のレベルとか、どんな技術にみんな注目してるのかとか聞きたかったけど、収穫はそれほど多くなかった。

ハロウィーンだ。夜9時に会社を出て、Muniに乗ってCastroへ。Church通りで降りて地上に出ると、歩道中に人があふれ返っている。仮装率は6割ぐらいか。ここから西の、Castro中心部へ歩いていくと、途中から歩行者天国になっていて、人もぐんと増える。両側のバーで酒を買って飲んでる人はいるけど、フェスティバルのように店が出てるわけでもなく、単に変な格好をした人が大量にいるというだけ。

Evanとその友達のSteraと合流。一箇所に立ち止まって歩いていく人を見てた方が楽かもしれなかったけど、中心に向かって歩いていくことにした。かなりの人ごみで、一番の中心部では、交差点全体が満員電車のようで、先に進むこともできない。

通りの両側の家では、2階や3階のベランダで半裸で踊ったり、乳出したり、キャンディーを投げたりしている。街全体が大麻の匂い(たぶん)であふれていた。

Mocinaも椅子の仮装?をして来てるはずなので、携帯電話に連絡しようとしたけど、たぶん人が多すぎて、かからなかった。

みんな明日は会社だし、12時前はCastroを離れたけど、2時3時まで続いてるものらしい。ありとあらゆる変な仮装は楽しいし、露出の高い女の子もいっぱい見られて面白かったなあ、と帰宅したら、Monicaはもう帰って来てて、人ごみのもみ合いで仮装は壊されたし、銃で撃たれた人とナイフで刺された人がいたとかで、今年のハロウィーンは散々だった、と言われたので、びっくりした。

翌日の新聞によると、Castroだけで10万人の人手があったということだ。毎月ハロウィーンやれば楽しいのにな。

ワールドシリーズ、ジャイアンツは大手をかけたけど、ゲームはアナハイムに移ってしまった。(関係ないけどアナハイムといえばエレクトロニクス)

がしかし、デパートMacy’sがスポンサーとして、Yueba Buena公園に巨大スクリーンを設置して放送をするという話が伝わってきた。これは優勝の瞬間を見ねばと、毛布と敷物もって公園へ。スクリーンから20メートルぐらいの場所を確保して試合観戦。

先発のOrtizが好調で、5対0で7回、もう優勝は決まったも同然、公園もファンで埋め尽くされていい感じで盛り上がっていた。なのに、なのに、そこから逆転負けくらうなんて。。。

勢いからしてかなりヤバ目になってきたが、明日の最終戦に期待するしかない。

中国料理屋で中国系の友人と。そういえば、「中華料理」とは中国では言わないらしい。

actressのことを日本では「女優」と言うんだよね、と聞かれた。「女優」というのは中国語には存在しない言葉だそうだ。actressが「女優」だったら、actorは「男優」か、と聞かれたが、なんか男優というとポルノみたいだなと思ってしまう。中国語(というか香港/広東語)ではactor/actressは「演員」と言うということだ。日本人としてそれ(「演員」)を見ると、バイトで食いつないでる売れない役者みたいなイメージになる、と説明したら受けていた。

「飴」も、日本からの輸入品に書いてある(中国系のスーパーには、日本や韓国からの製品もけっこう混じって売られている)のでわかったけど、中国では古語。古文の中にしか出てこないらしい。じゃあキャンディーはなんて書くの、というと「糖」だって。砂糖のことも表すけど、糖だけでキャンディーも指すらしい。昔の中国語が辺境の日本で生き残っているということだ。

この前遊びに来た友人が、広東語の会話本(指でさして現地の人とコミュニケートしようというやつ)を持ってきてくれたので、すこし勉強しようかなあ。

行ってきましたドリカムのコンサート。「akkyさんファンだったんですか?」と日本人の同僚に聞かれたけど、そういうわけでもない。ビッグネームなのに割安感があったので、これはいっちょ見ておくか、と。そんな理由で行くなって?

Puffy AmiYumi(という名前で出てるらしい、こっちでは)のときは、気づいたのが当日夜で見逃したわけだ。今回もどうせ日本人しか来ないだろうし、満員ってことはなかろう、とたかをくくり、予約もせずに直接会場のThe Fillmoreへ。予約すると$6ぐらい余計にチャージされるというのもあったので。

帰りのエレベーターJadeと一緒になって、The Fillmoreに行くといったら、これから妻が迎えにくるから車で送ってやろう、という。ありがたく乗せてもらった。しかし、会場前についたら、長蛇の列でびっくり。Jadeも驚いてたが。

しかし、よく見ると日本人ばかりだった。並んでたのはボディチェックが厳しかったせい。当日券も問題なく買えた。会場の入りはまだ余裕があるぐらい。ざっとみて千人ぐらいってとこか。ボディチェックのせいで8時開演のはずが入ったときにはもう8時半。$25(三千円)で当日券で入れて、全席立ち見でステージまで10mだったら、お得だよねえ。

去年のアルバムを聞かせるためのツアーだとかで、非ファンの僕にとっては知らない曲も多かったけど、終わりに有名なのも2,3曲やってくれた。吉田美和のMCは日本語。肥後、じゃなくて名前なんだっけ、が果敢に英語で通訳/ギャグをかましていた。素行不良で切ったメンバーの件についても、ちょっとだけ言及してた。全体的に、まあ楽しめたかな。

9時から始まって、アンコール2曲入れて10時半に終了。出たらちょうど3番のバスが来てて、11時前には家についてた。いつもより早いじゃないか。

日本から遊びにきてくれていた友達が日本に帰った。出張で来たのでついでに、というのは二人居たけど、ついでじゃなく来てくれたのはこの半年で初めて。しかも、コミックバンチを4週間分も買ってきてくれた、バンチ単位系でいうところの4バンチの上客である。

そんなゲストを迎えて、半年間外食一本で過ごしてきた成果の集大成として、「サンフランシスコ、世界の料理を食い尽くす」を勝手にテーマとして、これまで足でまわった自慢の安食堂を連れてまわった。朝出社前、昼休みは会社の近くで待ち合わせ、夜はいつもより早く、8時頃仕事を切り上げて。

中華(一品、大皿、点心)、ベトナム(ファー)、タイ(パッタイ、タイカレー)、インドパキスタン(カレー)、イタリア(ピザ、パスタ)、アメリカ(ハンバーガー)、メキシコ(ブリトー)、中近東(ケバブ、ハマス)、ユダヤ(ベーグル)。

お金を出せば東京でも食べられるけど、どれもいって$7,8で食べられてるところが修行の成果なのだ。

昨日日曜日夜、そういえばとテレビをつけたら、ジャイアンツのプレーオフ第4戦をやっていた。ジャイアンツといっても、栄光の読売巨人軍のユニホームをそっくり真似ているサンフランシスコの球団のこと(皮肉。念のため)。見たのは後半からだけど、すごく盛り上がるいい試合だった。新庄もはじめてプレーオフに出場したとか。

今日勝てばワールドシリーズということで、家に帰ってテレビ見たかったけど、仕事が終わらないので残業。それでもネットで状況はチェック。昨日と同じく、ぎりぎりのところの勝負で、しかも最後に勝つという、非常に盛り上がる内容だった。サヨナラでリーグ優勝。

その後、深夜まで、車のホーンを鳴らしまくる連中や、奇声が聞こえていた。LAみたいに暴動にはならないと思うけど、街全体が盛り上がってる感じ。

地震のときにワールドシリーズに出てた印象が強いので、もっと強いチームなのかと思ってたジャイアンツも、それほどワールドシリーズに出ているわけではないみたい。

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