(昨日の続き)で、そのメールをくれたシェア募集サイト管理人の本題だけど、
「この問題について、私としては、ある程度の規制が必要かと思うのですが如何
でしょうか?」というものだった。
気持ちはわからんでもないけど、それもまた違うだろう、と思ったので返事を書いた。ちょっと長くなるけど、引用する。
この話、おもしろいですね。知りませんでした。たしかに似た文面の募集投稿がありました。知らせてくださってありがとうございます。
ところで、規制とおっしゃいますが、具体的には、どのようなことを考えておられますか?
僕個人の意見としては、出会いはシェア掲示板ではなく、出会いのための場所で求めてほしいとは思いますし、その点は○○○さんとも、そしておそらく他の募集掲示板管理人のみなさんも同じだと思います。
しかし、出会いのためにシェアするのも、泊めてもらう代わりに体を提供するのも、つきつめればその人個人の考え方なのではないかとも思います。
プレイボーイの件は、異性と知り合えるなら手段は問わない、という人がそれだけ多かった、というのを示しているんでしょうね。
プレイボーイはそういう雑誌なわけですが、だからといって、プレイボーイを発売禁止にしろとか、記事を検閲させろとか、そいういうわけにもいかないでしょう? 世の中の大人は、プレイボーイはそういう雑誌だ、と思って済ませているのではないでしょうか。
ネットも同じで、下心がありそうな募集だから載せない、というわけにもいかないんじゃないでしょうかね。もちろん、個人でやってるウェブサイトなので、○○○さんが何を載せないか決めるのは自由なんですけれど。線引きをはっきりできるとも思えないし、行き着く先は「同性のみ募集可」とかそんなルールになってしまうのでは。(同性のみでも油断はできないかもしれません。というのはサンフランシスコにいるから思ってしまうのかもしれませんが ^^;)
僕個人としては、あまり検閲めいたことをするのは気が進まないなあ、と思うのです。自分と考え方が違うから排除してよい、というものでもないでしょうし。
どちらかというと、「シェア」は求めているけれど「出会い」は求めていない、というタイプの方に対して、「相手は出会いを求めてるのかもしれませんよ」「そういう相手が勘違いした状態は危ないですよ」というのを把握してもらい、身を守る方法を覚えてもらうほうが、重要なんじゃないかと思います。
ウェブサイトに来る、シェアしたいという人も子供じゃないんですから(たまに未成年もいます。これはまた別の、頭の痛い問題ですが)、こちらで庇ってあげるよりも、自分で判断できるようになってもらうのが、日本のシェアが健全になっていくためにはよくないですかね?
(2004/08/29 補足) この元メールをくださったサイトの管理人さんが、自分の日記で僕のことを攻撃されている、というのを読者の方に教えていただいた。よく指されてるのがうちのサイトだとわかりましたね。ってそりゃあわかるか。これは間違いなく僕のことだろう。
別に、それぞれの主張があってサイトの運営方針が違うのは当たり前で、そうでなければ違うサイトがある意味もないと思うので、主張が違うのはいい。
問題は、この人が、他のルームシェアサイトの管理人5,6人ほども含んだメールでの意見交換の場では、「納得しました。みなさんの意見に従います」みたいなことを書いていることだ。それに対して僕は「僕はこういう方針でやっているので協力できないけど、あなたに自分と同じようにしろと言ってるわけではないんですよ」と書いたのに、「みなさんに同調していただけないので信念が揺らぎました。私自身の判断で納得したのでいいです」とまで答えている。
なのに、自分の日記(自分が反論されない、相手の気づかない場所)では、僕の書いてもいないことを曲解した上でそれに批判し、さらにどうでもいい無関係なことにまで文句をつけている。僕ら他のサイトがやっていることで、ルームシェア全体に迷惑が及んでいるそうだ。
納得していないのなら、意見交換の場でそう言うべきだったし、表では納得したふりをして裏で(といってもインターネットという公の場ではあるが)あることないこと悪口を言う、というのであれば、意見の違いうんぬん以前の問題だと思う。実に卑怯なやり口で、非常に不快だ。
相手からこちらにリンクが張られているわけでもないし、はっきりこちらのことを指しているわけでもないので、放置しておけばいいのかもしれないが、後で誰かに「反論が無いのは認めていることだ」とか言われるのも嫌なので、ここに書いておく。
僕はもとより、ルームシェアサイト管理人が5,6人やりとりしている時点で公開書簡だと思っているし、公開されて困るようなことも書いてない。もし他サイトの「迷惑」とやらを本気で主張されるのであれば、過去のやりとりを公開し、また、再度議論し、内容を公開することに何の依存もない。当該のサイト管理人は、いつでも連絡されたし。