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朝、自動モーニングコールで起床。7:49
ビュッフェのメニューはほとんど変化なし。

10:00 滞在中に一度訪問することになっている、うちの会社の支社電話。今から行っても良いかと聞く。いいらしい。「誰かローカルを迎えに行かせましょう」と言われたが、あわてて断る。

昨日の経験から、ホテルの前にタクシーを呼ぶだけで3ドル取られるとわかったので、裏手のEast Coast Rd.に出て流しのタクシーを拾う。タクシーの運転手に住所を告げたが、中国系初老の運転手に通じない。結局住所を書いた紙を見せた。どう発音が違っていたのか。今日の運転手も、英語は通じないようだ。15分ほど北に走って、工場地帯の中にある支社に到着。

(仕事)

支社長は午後から打ち合わせがあるとのこと。昼でもどうですか、と誘われたので応じる。車でOrchid Rd.の高島屋に連れていってもらった。中華料理の店で麺と点心。写真入りのメニューを見て注文用紙にチェックをする方式で、日本人観光客でもこれなら大丈夫、って感じの店。日本語を話してる客もいた。スープは日本にない味と匂い。おいしかった。ここはおごってもらったが、一人あたり$15ぐらいだった。日本と変わらない値段だ。

支社長とは高島屋で別れ、一階のinformationへ。部長命令のZippoがどこに売ってるか聞き、3階の紳士服売り場へ。シンガポールの文字とマーライオンの刻印があるやつを指すと、36$だという。「税金は?」と聞いたら、「今セール中で20%オフだ。税金分なんてたいしたことないだろう」と言う。なるほど。でも、Zippoの相場が良くわからないのと、なんといっても高島屋なので、他を見てみようと思い、「後でまたくるよ」と言って去る。

MRTのOrchid Rd.駅からMRTに乗り、南へ。City Hall駅で東行きに乗り換え、Paya Lebar駅で降りる。40番のバスに乗って、Katon Shopping Centreへ。ショッピングセンターに入り、Zippo売ってないか聞くと、地下だというので、地下の店を回る。こっちのショッピングセンターは、ほんと庶民的な、悪く言えばさびれた感じ。それらしい雑貨屋を見つけ、Zippoがないか聞いたが、100円ライターしかない。店主のおじさんはかなりブロークンな英語で、日本人か、前に伊藤忠と丸紅の仕事をしてたことがあるよ、観光か、とか色々聞かれた。Zippoに話を戻すと、Parkway Paradeとかで探したほうがいいだろう、と言った。お礼というわけでもないが、ポストカードを売ってたので、3枚購入(1.5$)

一旦部屋に戻る。部屋の掃除中だったようで、メイド(中国系のおばさん)に、あなたの部屋を今から掃除するから、10分待ってくれと言われた。10分待って部屋に入る。もう3時過ぎだ。今からExpo Hallに行っても時間が少ないなあ。腰も痛いし。とごろごろする。部長も一日ぐらいサボってもいいぞ、と言ってくれてたし、この3時間は展示会に戻らないことにしよう。

ホテルの表側から出て、歩道橋を渡り、Parkway Paradeへむかう。歩道橋を降りたところで、ビデオCD(VCD)屋を発見。前面に、日本のドラマのVCDが大量に並べてある。ほとんどが日本語音声に中文字幕のようだ。NTSC/PALと書いてあるので、日本のテレビでも映りそう。驚いたのは値段で、全話入り8毎セットとかで16$(1200円)とかだ。許可を受けた正規品のように見えるが。全話でこの値段なら、何か買おうかなあとも思ったが、どのドラマがいいかという情報が不足していて決められなかった。ロンバケとかGTOとか、ここ数年で流行ったドラマはあらかたある

その先に伊勢丹があり、ここでもZippoを見つけたが、シンガポール的なZippoは一個もなく、値段も$30-$40ぐらいと高かった。伊勢丹の向こうが、Parkway Paradeだ。ここでは結局、Zippoは見つからなかった。

5時くらいか。タクシー乗り場からタクシーに乗って、シムリムスクウェア。こんどは一発で通じた。海沿いを西に走っていくと、初めてのラウンドアバウトと遭遇した。横断歩道とか2階建てバスとか道路脇の線とかやたらな一方通行とか、いろんなことが英国風なのに、ラウンドアバウトだけはないなあと思ってたが、少しはあるのかな。

シムリムスクウェアは、6階建て。秋葉のラジオ会館みたいなところ。エレベーターで最上階にあがり、一階ずつチェックだ。しかし、期待していたあやしい店がまったくない。古い情報(1997年。ネットで発見)では、違法コピーらしきゲームや映画を売る店がそこここにあるという話だったが、やはり最近はどこでも取り締まりが厳しいのだろうか。各階は二重の輪のようになってて、エレベーターやエスカレーターのある内側の輪は流行ってるが、外側の輪は閉まっててやってないとこも多かった。健全な店ばかりで、値段もさして安くもなかった。さっきのようなVCD屋は2,3軒あったが。

シムリムスクウェアからちょっと東へ歩き、MRTのBugis駅へ。東行きに乗ってPaya Lebar、バスでカトンに戻る。40番のバスがあまり来ないなあと思いつつ観察してたが、ほかの二つのバスも、一本南の通りだが通っているようで、ホテルの正面玄関から帰るにはこっちでもよさそうだ。

Katon Shopping Centreで降り、ホテルの向かいまで歩く。カトンラクサの店のとこまで歩いたら、なんとここにもバス停があったよ。こんな近いのに。最初からここで降りればよかった。本家のほう(とネットでは紹介されてた)の店、4軒ほど共同でやってるところの奥で、カトンラクサなるものを頼む。3$,4$,5$と書いてあるが、よくわからない。指を一本たててうなずいたら、そのへんの席に座れといわれた。若い兄さんが、前の客の分を調理してる。ビーフンが入ったどんぶりに、深鍋のスープをかけ、それを押さえてスープを鍋に戻し、というのを数回やってるようだ。

しばし席で待つ。おばさんが運んできた。5$紙幣を渡すと2$紙幣のおつりを持ってきてくれた。

さてカトンラクサ。ここカトンの名物ということだが、短く切ったビーフンに、オレンジ色のスープがかかっている。具は、エビ、イカ、なんだかわからないがたぶん貝、で、あと真っ赤な味噌みたいのが乗ってた。赤いのはちょっと試すとやはり辛かったので、なるべくまぜずに残した。レンゲがついてきたので、これで食べる。味だが、とにかく濃厚で、うまい。赤いのを混ぜなくても、ちょっと辛めか。エビもいいが、謎の貝がうまい。また、スープ中にういてるプツプツしたもの(蟹味噌?)もおいしい。

道に面したほうの店では、いろんなふかし饅頭を売ってたので、「甘いやつはどれ?」ときいてあんまんを購入。50セント。口が辛くなってたので、これもうまかった。

歩道橋を渡る。ここで、昨日見つけて気になってた「温泉」を、やはりチェックせねばなるまい、腰の痛みにも効くかも、ということで入り口を探す。これもショッピングセンターのようだが、この温泉への入り口はドアを通って階段をあがり、駐車場の奥というわかりにくいところだった。

この秘密めいた店構えといい、なんか豪華な玄関といい、いわゆるエッチなところじゃないだろうなあ、と心配になる。中のフロントの女性二人が怪訝そうにしてるので、とりあえず入る。カウンターの上のパンフレットを取って、「まずこれを読ませてくれ」と言って読む。変な客だ。片方が説明をはじめた「スパ、サウナ、マッサージつきで59$です」ええと、70かけて、4200円? 奥から若い男性が出てきた。物腰の柔らかい感じで、説明をする。といっても説明の内容は変わらないんだけど。

「ええと、僕はシンガポールに公衆浴場があるとは知らなかったんだけど、中国系の人は公衆浴場に入らないと思ってたんで。日本での作法しか知らないから、もしなにか知らないことがあったら教えてほしいんだけど」われながら混乱している。知らないことが何か、相手が知ってるわけがない。まあいいから入れ、と言われ、奥に入っていく。この男性がついてきてくれて、更衣室へ。短パンを渡され、これに着替えて風呂に入るなり、サウナに入るなりしてくれ、と。マッサージの時間になったら呼ぶから。と。

30分ほど浴槽とサウナを堪能する。やっぱ風呂はいいねえ。短パンを履いてるところが日本とは違うけど。タオルの番をしているおじいさんに、体を拭いて、このガウンを着て、向こうの食堂に行けと言われる、というか、身振り手振りと中国語で指示される。その食堂とやらに行くと、テーブルと椅子が並べられ、ガウン姿の人がたくさん、くつろいでテレビを観たり雑談したりしている。ここでは飲物も、食べ物もタダだという。サンドイッチとか、麺とか色々あるよ、と言われたが、さっき食べたばかりで何も入らない。中国茶をもらった。

お茶を飲んだところで、最初の男性が来て、時間だという。ベッドが3つ並んだ部屋へ案内される。ひとつはマッサージ中。真ん中のベッドで横になる。しばらくすると、若い女性が来て、ガウンは脱いで、うつぶせになれという。ベッドには顔のところに穴が開いてる。うつぶせになってその穴に顔を乗せると、肩や足にタオルをかけられ、「踏んでもいいか?」と聞かれた。「ええ」というと、まず肩あたりから上に乗られ、踏まれた。足踏みマッサージというやつか。わざわざ許可を求められたのは、宗教的に踏んじゃいけない人とかいるから?

手、足、腰、と進み、仰向けになって手や足、最後は置きあがって首や背中。ところどころ、めちゃくちゃ痛かった。足とか手とかを、本来曲がらない方向にぐきっ、と動かされたりする。「だいぶtiredですね」といわれた。そっか。マッサージなんてはじめてだもんな。常々、こんなのをしてほしくなったらもう歳だろうと思ってたが、やっぱ歳か?

薄暗くてよく見えないが、マレー系?らしいこの女性に礼を言ってさっきの飲食部屋に戻る。わからなかったので、「マッサージが終わってもここに居ていいの?」と聞いたら、閉店の11時まで、いくらでもいていいという。食べ物はどうだ、といわれたが、おなかいっぱいで入らん。こんどはホットで中国茶をもらい、そのへんの英字新聞を読む。15分ほど読んだが、他のまわりの人たちみたいにグループできてお喋りとかしてないとつまんないな。更衣室に戻り、着替え、フロントへ。最初の男性が居て、「どうでした?」と聞かれる。「すごく良かった」と答える。「なにか食べられました」の問いには、「いや、ちょうど食べたばかりだったので。これもわかってなかったことの一つでした」というと、「じゃあ、ぜひこんどは食事も試してください」という。料金は59$。税込みだったようだ。

他のものに比べ、ちょっと高いかとも思うけど、食事とか映画室(これは出たあと、部屋に戻ってパンフレットを見ててはじめて気づいた)を使って長時間滞在すれば、安いのかも。結局、日本の健康ランドみたいなところと同じようなものだったということだ。

マッサージが腰に効いたか、というと効いたような効かないような。ただの風呂がもっと安くあるといいんだけどな。

部屋に戻る。10時過ぎ。テレビを見ながら日記を書いたり、洗濯をしたり。X-Files、不明、Third Rock from the Sun, NYPD Blue、幽々白書、など、輸入物の番組だらけだ。特に英米のもの。中国語字幕とかマレー語字幕とか入ってるが、シトコム好きにはたまらんところだなあ。

自動モーニングコールをセットして12時に就寝。明日はちゃんと展示会場に行って、協力他社の人達に顔みせしておかないと、遊びに来てるのかと思われてしまう。

朝。自動モーニングコールで7:50起床。サービスで朝日新聞の衛星版がドアに下げてあった。髪が爆発してたのでシャワーを浴び、4Fへ。ビュッフェで朝食。面白いものを物色したが、あまり変わったものはなかった。ご当地っぽいのはビーフンと鶏粥ぐらいか。パンケーキとかパン、ソーセージにビーンズ、目玉焼き、あと味噌汁があった。デザートですいかとパパヤがあり、パパヤを食べた。

一旦部屋に戻り、準備して2Fロビーへ。正面玄関から出ようとすると、ドアマンが「タクシーか」と聞くので「そうだ」と答えたら「今呼ぶからそこで待っててくれ」という。ちょっと待ったらタクシーが来た。エキスポホールまで、10分くらいか。会場の近くで右折が長蛇の列。待ってる間にメーターがあがりつづけ、8.9$。「呼び出しが3$だから足すよ」と言われ、12.9$払った。メーター外の料金を口頭で言ってくるので一瞬身構えたが、シンガポールのタクシーはやたらとこの手のオプションがあり、これが普通だというのは2回、3回と乗るうちにわかってきた。別にぼられているわけではないようだ。

(出張目的である展示会めぐり。午前の部)

昼食。カフェテリア形式のが数カ所あるが、売ってるものは全部同じようだ。弁当が数種類、ピザやサンドイッチ。弁当は12$だという。高いなあ。1枚10$のクーポン(1$とか0.5$とかが切り離せる一枚紙)を2枚買い、「辛くない」と指された弁当と、ミネラルウォーターを買って14$。人だらけなので空いてるか聞いてそのへんの席で食う。残りの6$クーポンを持って払い戻し所へ。

(出張目的である展示会めぐり。午後の部)
さて帰るとするか。

白いタクシーが並んでて、客がいない。なんだすいてるじゃんと思って近づいたら、立っている男性がパンフ片手に「どこに行きたい」「カトンだけど」「カトンなら35$だ」なにー? とパンフをよく見ると、リムジンタクシーとかいうやつらしい。市内35$とパンフにも書いてある。「普通のタクシーは向こうで並んでるよ。かなり並ぶだろうな」と言われたが「あ、いや、並ぶわ。ありがとね」と言ってその場を去る。乗る前に確認してくれるあたり、シンガポールはこのうかつな日本人にも優しいところだなあ。(苦笑)

タクシー乗り場はやはり長蛇の列。腰も痛いが。無料シャトルバスでホールの反対側に行き、そっち側にあるMRTに乗ることにした。ホテルに近い駅からなら、タクシーもつかまえやすかろう。

Expo Hall駅からMRTに乗る。ガイドブックにあった、プリペイドカードを窓口で購入。10$+デポジット2$。一駅だけの折り返し運転で、東西線(?)に接続。テラ・メナ駅から、パヤ・レバ駅まで乗る。この駅名の響きがなんとも、異国な感じだ。

パヤ・レバ駅で降りて、タンジョンRd. 電車もちゃんと乗れたし、ここはさらに調子にのってしまおう。ちょっと南へ歩いてバス停発見
止まるバスの番号以外、何も書いてないので、バス待ちのおねーさんに聞く。「この中にカトン行きはありますか?」「34ね」そうか、ということでしばし待ち、34番が来たので乗る。「これはカトン・ショッピングセンターに行きますか?」「40」へ?40セントってことか? 安いな、「次の40番だ」おっと。さっきのおねーさんが間違ってたか、ショッピングセンター行きと聞くべきだったか。ということでバスを降りる。しばらくして来た40番。また運転手に聞いたら、通るという。60セントと言われたので、さっきかったプリペイドカードを機械に入れて、60セントボタンを押してチケットを入手。あとは地図を見ながら4,5駅。ちょうどショッピングセンター前のバス停で止まってくれて、降りることができた。(Para Lebar南東にあるショッピングセンター前のバス停に止まるバスは40,76,135,197,853で、40がEast Coast Road、135がMarina Parade Roadに向かう)

部屋に戻ったら7時を過ぎている。お腹もかなり減ってきた。調べておいた付近のうまい店を確認し、East Roadを東へ歩く。最初の交差点、カトンモールの向かいにあるという「海山街海記油鶏飯・麺」は見つからなかったので、さらに東、ジョーチャットRd.を越えて次の大きな道、スティルRd.の直前までいくと、ここで「ペラナカンイン」「正興」「カトンラクサ」をまとめて発見。
今晩はペラナカン・インでペラナカン料理を試すことにする。店はあまり混んでない。4グループほど。じいさんとおばさんがいて、メニューを手に迷っていると、威勢のいい感じのおばさんが「日本人か、わからなければお勧めを出そうか? 辛いのは大丈夫か?」とまくしたててきた。辛くないの、と言って、魚がいいか、えびは? と聞かれたとこで、えび、いいねえ。じゃあそれと、野菜の何か、飲物は? ビールとかソフトドリンク、バイリー、「バイリーって何?」「おや、バイリー。バイリーはバイリーだよ。説明しようがないねえ」というので、じゃあそれももらう。と。全部頼んだあとで、値段と量が心配になったが。

ほどなく料理が出てくる。えびは、大きなのが6尾、甘いソースで茹でたもの(Assam Prawn)で、これがめちゃくちゃうまい。ライスが進む。野菜のほうは、糸こんにゃく、きくらげ、モツ、キャベツなどが煮込まれたもの(チョプチャイ)。こちらはまあまあ。バイリーは、カルピスのような飲物で、、、食事のお供には甘すぎた。

全部たべると、もう満腹、大満足で、デザートは、と聞かれたがとても食べられない。おばさんがレシート持ってきた。「20$と10セントね」へ? レシートを見ると、えびが12ドルだ。そりゃ任せたら高いもの出すよなあ。どうりでうまいわけだ。安く食べるつもりだったけど、そんなに安い店ではなかったか。でもうまかった。「すばらしかった」と言って払い、店を出た。

途中、カトンモールの3Fあたりの雑貨屋で、歯ブラシを購入(S$1.60)。

今夜のテレビの収穫は、シンガポール版ミリオネアのCMを見たのと、アリーマクベルの英語音声、中国語字幕。

残金$206.85 就寝

6時半起床。7時に家を出る。電車に乗ると、やがて車内アナウンス。長津田で先行電車の車内トラブルがあり、車両を交換しているので遅れているという。車両を交換するような車内トラブルっていったいなんだ? 途中で急行に乗り換えたが、これものろのろ運転。そして遅れているせいか、たいへんな混みよう。

東急線〜半蔵門線〜銀座線〜京成線で成田へ。ここまでで、すでに傘と時計を忘れたことに気づく。普段使わないからだけど、まあ必要なら買えばいいか。

空港着は10:50。シンガポール航空のチェックインカウンターへ。Unitedマイレージカードを出すのを忘れずに(ANAのマイレージでもOKなはず。詳しくはスターアライアンスで検索して)。ガーメントバッグも機内に持ち込むことにしたので、預ける荷物はなし。東京三菱銀行で両替。1シンガポールドル(SGD)=72.4円 数日前に調べたより高いな。ちょうどレートも円安に振れているらしい。2万円両替して、$280になった。向こうで訪問する支社におみやげと思ったが、持って行くほど価値のあるものが何なのか、わからず悩む。イギリスにはなかった柿の種にした。

出国管理ゲートで、キンチョールのスプレー缶を持ちこもうとして足止めをくらっているおっさんがいた。なんで手荷物でキンチョールが必要なんだ。

11:40にゲートイン。シンガポール航空機は独特の匂い。香水か? シンガポール航空は、エコノミーでも全席テレビ付き。機内誌で映画をチェック。今月(ということは帰りもこれか)の映画は以下。

  • World Pup
  • Antitrust
  • Under Suspicion
  • Snatch
  • Pollock
  • Traffic
  • Sweet November
  • Gladiator
  • Erin Brokovich
  • American Beauty
  • A Hard Days Night
  • Le Pincard(欧)
  • Feel Good II(中)
  • The Yellow Hankerchief(日)

日本語対応は「幸せの黄色いハンカチ」(なぜにこれ?)とあと一本(どれか忘れた)の二本だけ。

まず一本目。Antitrust。あきらかにマイクロソフトとビルゲイツをモデルにした悪役と、その悪事に気づく若者の対決話。また悪役の社長がビルゲイツに似てるんだ。ネットワーク経由で監視されているハッカーの一人が赤い帽子を被ってたので笑った(Red Hatという赤い帽子がトレードマークのライバル会社がある)。やはりヒロインが金髪で、いいかげんアメリカ映画のワンパターンさは嫌になると思ったら、黒髪のヒロインが出てきて、いやしかし、と結末に関係するので伏せておこう。マトリックスもそうだったけど、オタクごころをくすぐる一作。おもしろかった。やぼな技術的突っ込みをしないギョーカイの人なら楽しめるだろう。映画中に昼食が出た。ステーキを選択、悪くない。

その後、コメディチャンネルで Whose line is it anyway? を観る。イギリスでもよく観てたけど、英米どっち製かは不明。4人+司会でやる英語版笑点。二人羽織とかやってるし。喉が乾いて茶を頼む。うっかり cool tea くれと言ったら「Iced teaか?」と聞き返された。

二本目は Sweet November。キアヌ・リーブス主演。Comedy/Romanceとあったので選んだんだけど、これが大ウソ。シリアスなDramaじゃないか。泣ける泣ける。泣けるけどあんまり薦めないなあ。

二本目の後、カップケーキ、紅茶が出る。各席に座席でできる体操のパンフがある。エコノミークラス症候群を意識してるのかな。映画の3本目はやらず、そのまま着陸。当初予定より20分遅れ。

シンガポール航空は第二ターミナル。タクシー乗り場は長蛇の列。成田のように旅行者向けのパンフレットを配ってるところが見当たらない。地図だけ取る。夕食にしようと、観光客向けじゃない食堂を探すが、見つからない。情報によればどっちのターミナルにもあるはずなんだが。でも、地下にスーパーマーケットは発見。けっこう何でも売ってて、日本製のさきいかとかまであった。

無料モノレール(?)に乗って第一ターミナルへ。ネットで調べた情報では、マックの横を下りていくと食堂があるというが、そのマックが見つからない。探しまわったが、結局昔マックだったところが今バーガーキングになっているということがわかった。バーガーキングの左手、一旦外に出てそこの階段を降りると、制服を着た人や、いかにも地元風の人とすれちがった。ドキドキものだ。地下に、広い食堂があった。

中央に白いプラスチックのテーブルと椅子がたくさん置かれ、それを囲むように20軒ほどの食堂が並んでいる。奥のほう、Muhhamad Aliという店に並ぶ。看板には、「$2.50 for Public」と書いてある。職員向けには$2.00で、職員は職員カードを提示しろ、とも書いてあった。ほんとうに大丈夫なのか、びくびくしながら待つ。「ここで食べるのか?」と聞かれたので「はい」と答え、トレイを自分で取る。トレイに皿とスープボウルが置かれた。「箸はここ」と言われた。

適当に空いた席に陣取る。スープと、皿にはごはんの上に切った鶏肉を乗せたもの。店頭の看板の写真ほど豪華には見えないが。チキンは冷たい。うまいんだけど、割り砕かれた骨がたくさんあって、食べにくい。味は満足。後片付けはどうすんだ? と思い周囲を観察。みんな勝手に出て行くので、なんだ、いいのか、と思ったが、次の人はトレイを壁のほうに持っていき、残飯はゴミ箱に捨て、トレイも横に置いた。その上には看板があって「皿は自分で片付けましょう」とある。あぶないあぶない。来てそうそう無礼な外国人になるところだった。

タクシー乗り場はまだ並んでいる。飯も食い、どうせ今夜は寝るだけだ、バスに兆戦しよう。さっきの地下のスーパーの前にバス停があったな。

一枚のパネルが柱に貼ってあるが、それが全てだ。行き先は地名や道の名前でしか書いてない。時刻も「7分おき」とかその程度。行き先の通りの名前から、乗るべき番号を探すらしいが、ホテルのあるEast Coast Roadが見当たらない。必死で地名を読み、市街地へ向かいそうなバスを見つける。ホテルの近く、といっても2kmぐらい北だが、Changi Roadを通るようだ。

バスが来たので乗りこむ。パネルに書いてあった料金表から、$1.3というのはわかってる。がしかし、どうやって払うんだ? 左(運転手の左前)に箱、右の奥と手前には謎の機械。ちょっと横にずれ、他の人を見ると、謎の機械にカードを差し込んでる人と、左の箱に金を入れてる人がいる。「Changi Roadに行きたい」と運転手に言うと、「$1.3だ」という。成田で両替した$2を出して見せると「釣りはない」と言う。なにぃ。どうしていいかわからず、まあいいかと思い、左の現金用箱に$2紙幣を入れると、「1.4なんたらかんたら」と言って、右の謎の機械を指す。機械の下のほうを差してくれて、そこから小さい紙が出てきた。チケットのようだ。それを持って空いてる席に座る。チケットには$1.4と書いてあった。さっきは、「釣りはないけど、$2払うというなら、$1.4のチケットにしておくよ」ということを言ってたんだろうか。後でわかったが、$1.4がバス運賃の最高額だった。

前の方の壁に、パンフレットがささっていたので一つ取る。路線表だ。といっても、地図などはなく、バスが止まる停車場の名前と、二つの停車場から料金を調べるための表だけの簡素なもの。揺れるバスの中でこれを見ながら、降りるべきバス停の手前あたりの地名を地図で調べる。

バスは西へ。良く整備された道、街灯も明るい。左手に大きな建物、明日から出張するSingapore Expo Hallだ。ほんとに空港に近いな。さらに行くと、両側に高いビルが増えてきた。Bedokというあたり。団地のようだ。道路に面した建物の1階には、食堂などが並んでいる。

Changi Roadに入ってちょっとのところで、誰かがブザーを鳴らしてバスを止めたので、適当にバスを降りた。それから地図を出して見たが、今いる場所がまだよくわからない。道に沿って先へ歩く。左にChangi Hotelというホテルがあり、現在地がわかった。ちょっと降りるのが早かったようだ。さらに前進し、Joo Chiat Roadとぶつかったところで左折、南へ向かって歩く。地下鉄の通りから目指すParamount Hotelへは2kmほどあるはず。

Joo Chiat Road沿いは、左右に商店が並んでいる。8時ぐらいだと思うが、普通の商店はほぼ閉まっていて、食堂、バーなどは開いているようだ。途中、大きな通り(Dunman Road?)を渡り、さらに歩きつづけて、East Coast Roadらしき道に辿りついた。右奥にKaton Mallというショッピングセンターがある。地図にしたがってここで右折し、ちょっと歩くと、左手にParamount Hotelを発見した。といっても、入るとそこはまた3F建てくらいのショッピングセンターで、ショッピングセンター2Fの奥に、ホテルの裏口があった。

フロントへ行き、予約してある者だがと告げる。カードキーと朝食のクーポンをもらう。やはり朝食付きで予約してたか。部屋12階だという。それを持ってエレベーターに。12階は最上階だった。しかし、12のボタンを押してもつかない。なんだ、壊れてるのか? と思ってると、扉がまた開き、他の人が乗ってきた。部屋のカードキーを一番したの開閉ボタンの下にある穴に差しこみ、抜いて、9かなにかを押すと、ついた。なるほど。真似をすると12階もついた。後で見たら、カードキーの袋に、「セキュリティのため、エレベーターを使うにはカードキーが必要です。カードキーを差し、抜いてから目的の階のボタンを押してください」と書いてあった。

部屋へ。そこそこ広いツインの部屋。荷物をほどき、バスルームをチェック。ひげそりがないな。まだ眠くないし、とりあえず周りを見てくるか。

ホテル裏口の横に、雑貨屋があった。”Hello” じいさん一人。「何を探してるかね?」「あ、かみそりを」「こっちだ」「捨てられるやつかい?」「ええ」「安いのが$4.5、高くていいのが$5.5」「あんまり違わないな、じゃあ高いほうを」「日本からかね?」「ええ」「コンドームもあるが?」ぶっ。なんなんだいきなり。「いや、いいです」「そうか」
なんで日本から==コンドームなんだ?

ホテルを出て、歩道橋を渡る。なんでもないただの歩道橋だけど、屋根がついて、エスカレーターまでついてる。夜だからかエスカレーターは止まってたけど。渡り終えたところのセブンイレブンへ。日本のお菓子も結構多い。面白そうなお菓子がなかったので、サッポロポテトとさとうきび水を買った。レジに並んでると、袋を持ったおじいさんが店に入ってきて、袋の中の筒、トイレットペーパーの芯みたいなものを見せて謎の言葉で話しかけてきた。英語で「すいませんが、わかりません」と言ったら後ろの人に矛先を変えたが。レジの店員は苦笑していた。物売りなんだろうけど、売ってる物は何だったんだろう。

この時点ではまだ、「ホテルのあるところ」という認識しかなかったが、どうやらこのへん一帯は「カトン」というところらしい。安めのホテルと頼んだら、シンガポールの中心部のホテルにならなかったのをちょっと残念に思ってたが、結果的にはこれが当たりで、ほんとのローカルなシンガポールを楽しむことができたと思う。

部屋へ戻り、テレビをつける。キムタクと松たか子が中国語で喧嘩してた。字幕は英語。every little thingのCMは、歌が日本語でかかりっぱなし。最後の「エイベックス トラックス♪」もそのまま。

ニュースやマレー語(?)音声のチャンネルなどもあったが、いいかげん疲れてきた。自動モーニングコールをセットしてベッドについた。

荷づくり。今回は仕事なのもあり、かなり多めになった。ただし、ちゃんとしたホテルに泊まるため、せっけんやシャンプーの類を持ち歩かなくていいという利点もある。

  • ガーメントバッグ
  • ディバッグ
  • パスポート
  • 航空券
  • 展示会の登録チケット
  • むこうの支社の住所と電話
  • クレジットカード VISA1枚
  • メモ帳とペン
  • ノートパソコン、モデム、電話ケーブル、コンセント変換器
  • デジカメ、単4電池、USBケーブル
  • スーツ上下
  • ループタイ2本
  • 下着上下、靴下各2
  • コンタクトレンズ、洗浄液
  • 袋洗剤x1
  • 図書館で借りたシンガポールのガイド本
  • ビニール袋x3

「ホテルは現地子会社経由で予約すること」というお触れがあったのでそうしたのだが、「ええ、安宿でいいっすよ〜」と言ったせいか、郊外のホテルになってしまった。イーストコーストにあり、空港と都心の中間あたりだ。

おいしい店とか観光地は都心だろうな、とは思ったけど、調べてみると地元の人向けのショッピングセンターとか、おいしい店とかがたくさんあるところらしい。どうせ昼間は仕事なんだし、晩飯ぐらいなら困らないかも。

オーストラリアとスコットランドから問い合わせメール。「君のところが空いてるか、誰か知り合いで空き部屋のある人がいたら知らせてくれ」とのこと。

「***$ ってのはUSドルのことか?」と聞かれたのでちょっと反省。広告には、日本円じゃピンとこない人もいるだろうと思ってUSドルでの家賃も書いてあるんだけど、それなら「US」とつけないと、他のドルに親しい人は混乱するよね。

来週のシンガポール出張は、航空券もホテルも準備完了。あとは荷物だが、いちおうビジネスマンの格好してかないといけないだろうし、Yシャツやネクタイを探さないといかんな。

HiroとKikoが、かなり険悪な状況になっているらしい。険悪というか、単に会話がなくて、お互いが会わないように避けているという感じらしいが、狭いフラットでそんな状態が続いていること自体異常だ。

食器とか包丁とか、元々Hiroの物でキッチンに置いてあるものをKikoが使った後、キッチンから消えるという現象が続いているという。実際にHiroの持ってきた物がいくつもなくなっている。

キッチンは共有で、キッチンに置いたものは誰でも使っていい、というルールだから、Kikoに使ってほしくないので部屋に持ちかえったということだろうけど、使ってほしくなければ名前を書くなりした上で、そう頼めばいいじゃないかと思うんだが。

僕のほうも、Hiroと話すチャンスもなく、真意を聞くタイミングもない。Kikoとしか話してないから、簡単に結論づけちゃいけないとは思うけど、Kikoがまいってきてるのは事実だ。

火災報知器の点検があるというので、午後会社を抜けて家に戻る。Hiroは平日バイトのようだし(そもそも会わないので頼みようもないが)、Kikoも短期の仕事を見つけたらしく、日中は家にいないということなので、しょうがない。

各部屋や洗面所、トイレにもあるようで、みんなの部屋に業者の人が入って点検していた。立会いということでHiroやKikoの部屋にもついて入った。Kikoの部屋は本人も予告してたけど、荷物であふれかえっている。もともと無理な量の荷物を持って移ってきたからしょうがないが。「うう、あの部屋を人に見られるのかあ」と嘆いていたが。

フラットシェアの師匠マイケルから絵葉書が来てた。Ibizaという島の地図入り絵葉書だ。切手からするとスペインで、絵柄からして地中海の島らしい。ここはとてもいいところだ、とか書いてある。

来週、出張先のシンガポールからマイケルに絵葉書を出すことにしよう。おっさんしか出す相手がいないのは残念なことだが(笑)

Kikoが暗い顔。聞くと、部屋で音楽を聴いてたら、ものすごい音で壁を叩かれたそうだ。音が大きいならドアをノックして言ってくれるとかすればいいのに、最初は「何をあばれてるんだろう」とか思ったけど、ひょっとしてと思いボリュームを絞ったらおさまったという。

何があったか知らないが、挨拶しても返さないというし、どんどん得体の知れない同居人になりつつあるぞ。僕のほうも、一週間に一度ぐらいしか会わなくなっているし、僕にはまだ「ただいま」と言えば「おかえり」とは答えるものの、その先何も会話がない状態。

横浜で大学時代の友人達と飲み。余ったというハードディスク2台をもらう。

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