ネットの悩み相談から
Q ルームメイトの彼氏がよく泊まりに来るけど、その彼氏の子供も一緒に来て、すごく騒ぐので落ち着かない。これって我慢するべき?
A 自分の家で勉強したり社交したりするのは誰にも当然の権利。まずは他のシェアメイトみんなで、相手にそのことを伝え、何か解決する方法を考えてもらいましょう。もしそれが嫌だと言われたら、彼女に好き放題にされるか、彼氏とのつきあいは他所でやってもらうか、ハウスオフィスに苦情を伝えて出て行ってもらうようにするかしかないですね。
と、こんなふうに、ハウスオフィスという仲介役がいる場合は相談先がはっきりしてていい。この場合はたぶん、大学なんかが学生向けにシェアの仲介をしているんだろう。自分達で作り上げたシェアだと、シェア内のもめごとは自分達で話し合って解決するしかない。それぞれに自分の立場があるし、常識も異なるので、公平な目で見てどちらが正しい、と決めることがより難しくなるだろう。もちろん、ハウスオフィスみたいな機関があっても、そこが不公平な場合もないとは言えないけど、何十件のシェアをまとめて相談にも乗っていれば、平均化された回答や助言というものが得られるんではないだろうか。
カテゴリ: ルームシェア | Comments Off on 2004年2月19日の日記
仕事で応対したメールで、一つ言い回しを覚えた。
メールの中に、「ホブソンの選択として○○○させるメニューを作れないか」という質問が。なんだ「ホブソンの選択」って?
辞書引いてみると、これが英語の成句だった。他に選ぶ余地が無いような選択肢のことを、”hobson’s choice” というらしい。上の質問は「選択肢が、既に選ばれた状態になっていて、他を選べないように表示させたい」という意味だった。
凝った英語使ってくるなあ、香港なのに、というのは香港英語に対する偏見か。勉強ーになりました(copyright クレージーキャッツ)。
カテゴリ: 映画 | Comments Off on 2004年2月18日の日記
今回、シェアメイトに追い出されて部屋探しをしてるわけだけど、日本とアメリカの違いを痛感するのは、電車の扱いだ。
サンフランシスコは車が無くても生きていける、むしろ車のほうが維持費とかも大変。という事情があるし、次住むところも会社からの徒歩圏か、それがダメでもBART(ベイエリアを走る高速地下鉄)沿いに住みたいな、と。(バスとフェリーは酔うので却下)
物件をネットで検索して、検索結果に地図を表示、なんてのがあるから表示させてみるが、なんと地図には地下鉄の駅が出てこないのだ。ハイウェイの入口/出口とかはちゃんと描いてあるのに。Yahoo! Map なんかでも同じ。
物件情報のほうも、日本みたいに「最寄駅」「駅徒歩何分」なんてのは項目がない。たまに、備考欄に「BARTにも歩ける距離」とか書いてあるのがあるぐらい。「歩ける距離」ってどれぐらいまで「歩ける距離」なんだよーもう。
この地下鉄、郊外の駅には駅前に巨大な駐車場があって、中には無料の駅もある。つまり、ここでは電車通勤してる人も、地元の駅までは車が当たり前、駅から徒歩圏かどうか、ってのはたいして重要じゃない、ってことなんだな。
カテゴリ: アメリカ | Comments Off on 2004年2月17日の日記
友達の友達が、サンフランシスコの就職説明会に出るためということで、他の州からやってきた。さらにその友達2名も一緒。
授業があるし、ホテルも高いので、説明会が終わったらすぐ帰る、ということ。会社の後、一緒に晩御飯を食べて、ちょっとだけでも、ということで中心部の観光スポットを見せて回った。
こないだ来た人を案内した時も思ったけど、SFの真ん中で観光するときは、「ザ ロック」を観ておくことを強ーくおすすめする。けっこう面白い映画と思うんだけど、案内する人だれも観てないんだよね。
カテゴリ: アメリカ | Comments Off on 2004年2月13日の日記
さて、平日の夜、前回見に行った部屋のある地域を見に行くことにした。治安の悪さで有名なOakland、日曜の昼間だけ見てはわからないからだ。
会社を9時半に切り上げて BART に乗る。Montgomery 駅から湾の下のトンネルをくぐって2駅。12th Street駅で地上に上がると、オフィス街はまったくの無人。歩いている人がいない。サンフランシスコだと、夜中過ぎても歩いてる人はいるし、そこここにホームレスが寝ているけど、オークランドの中心部には人が居ない。車もそれほど多くは通らない
駅から5分のコンドミニアムまで歩いてみる。12th Street沿いに西へ4ブロック。晴れていて気持ちはいい夜だけど、「ここはオークランドだ」と思うと緊張する。すれ違ったのは2組だけ。
続いて、BARTで隣の Lake Merit 駅まで移動。こちらは駅の周りにバスが居たり、迎えを待っている人たちがいる。Oak Streetを 8th から 湾の近くまで8ブロック歩く。やはり人はほとんど居ない。
両方の物件まで歩いてみたわけだけど、危険な目には遭わなかった。かといって安全なのかどうかも。。。日曜に応対してくれた不動産屋が、「このあたりは治安は悪くないわよ。もちろん、真夜中に歩いたりすれば別だけど、そんな事は普通しないでしょう?」と言われたんだよなあ。深夜残業のスタイルをやめたほうがいいのかな。
カテゴリ: アメリカ | Comments Off on 2004年2月11日の日記
こんどはもうちょっといい所に住んでみようか、と、コンドミニアム(日本でいうマンション)など検索するも、サンフランシスコ市内はべらぼうな値段で、すっかり嫌になる。丸の内から徒歩10分のところに住みたい、とか言ってるようなものだから、無理もないが。
安いところを見に行くと、これがやはり、危険なところなわけだ。具体的にいうと、北はGeary street、東がTaylorあたりから西のPolk、南はMarket steetを越えて湾の近くまで、Tenderloin と SOMA 地域で、昼間歩いてもおっかない。昼間だったら、何かをされるというわけじゃないんだけど、それでも怖い。
徒歩にこだわる奴として、南東のウォーターフロントも見に行ったが、会社まで歩いてみると、最初の10分ぐらいはまわりがひたすら駐車場だったりしてて、人の気配がない。夜歩くのは怖そうだ。
さらに今回、BART(地下鉄)も止む無し、ということで、Oakland に足を延ばしてみた。危ないとされる地域は避けて、Lake Meritt駅で降り、8ブロックほど海側へ。マリーナ沿いのコンド(Condominium)は、共用のプールやテニスコートもあって、しかもサンフランシスコからみれば3分の2以下。あとは通勤時間が30分になるのに耐えられるかどうか。
ちなみに、乗り物酔いするのでバスとフェリーは無し。電車だとなんとか酔わずにいられるけども。フェリーは選択肢としては面白くて、フェリーで高級住宅地から通ってくる人、なんてのもけっこう居る。
Jack London Square という湾沿いの観光地、Oaklandのチャイナタウン、Oalkandのビジネス街など見て歩き回り、だいたいどんなところかを掴んだ。気持ちのよい晴天の昼の、だけどね。夜にもう一度見に来ないと、本当のところはわからないけれど。凶悪犯罪都市オークランドだからなあ。
帰り、12th street駅で、日本人の兄ちゃんに”Do you speak Japanese?”とか聞かれて、Jack London Squareへの道順を教えたよ。そこには Yoshi’s という日本料理アンドJazzで有名な店があるので、そこへ行こうとしてたのかなあ。どこも日本人風にしてるつもりはないのに、日本人だと当てられたのがちょっと口惜しいらしい。そうじゃなくてアジア系に片っ端から聞いてるとしたら、人口比率から言ってかなり分が悪い話だと思う。
カテゴリ: アメリカ | Comments Off on 2004年2月8日の日記
会社の裏手にある Kearny street には、昼ご飯の To Go (持ち帰り)ができる店がたくさんある。
2週間ぐらい前、月3回は食べてたタイカレーの店が、突然閉店してしまった。右隣と左2軒先にもタイ料理屋があるので、過当競争だったんだろう。ただ、他の2店はどちらかというと中で座って食べる高い店なので、この閉店は痛い。
と思ったら、今日は怪しい日本食の店 SUSHI Chef/La Bento (いまだに、どっちが店名なのかわからない。La Bento の看板はフランスの三色旗に La Bento と書いてある。店員はみんな中国人)がつぶれていた。ここは、3時半を過ぎると全品半額になるので、たまに昼飯の時間がずれたときに、カリフォルニア巻きとかチキンカツ巻き、海草巻き、などの変な寿司(生魚の寿司は売ってなかった)を買い込んで食べていたんだけど。
さらに、通りの向かい側にある Burger King も廃業していた。競争もあるけど、やっぱ景気悪いんだよ〜。
この一角の残りのお気に入りである、日本食弁当屋の Sushi Bay (こっちは日本人がやってる。人気も高い店)、ベトナム料理屋、中東料理屋が無くならないことを祈るよほんと。
(2004/2/12記) SUSHI Chef は復活していた。単にお休みだったのか? (土日も休みなのに)。まあ良かった。
カテゴリ: アメリカ | Comments Off on 2004年2月5日の日記
休日、会社に行って、平日だらだらとこなせなかった仕事をだらだらと続ける(だめじゃん)。3時過ぎに、お昼を食べに、よく晩御飯を食べる中華へ。
変な時間なので誰も居ないが、店内反対側に、男二人。話してる内容は聞き取れないけど、日本語だ。40代と20代の二人で、地球の歩き方らしき本を広げて話している。
最近とある人(日本在住の日本人)に、その辺で隣に座っただけで話しかけて友達になったりもするよ、と言われ、そのほうが楽しいでしょ、みたいなことを言われたので、普段の性格的にはありえないが、店を出るときに声をかけてみた。二人は父と息子で、飛行機でLAに入り、そこで車を借りて、サンフランシスコまでドライブしてきたという。明日の飛行機で帰るらしい。お父さんは有給取っての旅行だそうで、いい話じゃないかと思った。
なんでその店で食べてたかというと、これが「地球の歩き方」に載ってるらしいのだ。確かに安くてうまいんだけど、チャイナタウンの端っこだし、投稿した人はよく見つけたなあ。
ちなみに店の名前は「旺角飯店」
カテゴリ: アメリカ | Comments Off on 2004年1月24日の日記
夜、部屋のドアがノックされる。なんだこんな時間に。Monicaが、「洗面所にakkyの歯ブラシがないけど、キッチンで歯を磨いてるんじゃない?」
ハァ? 「電動だから部屋に持ち帰って充電してるんだよ」「バスルームにだってコンセントはあるでしょう」「(Monicaのものでものすごく散らかってるし、)邪魔になるだろうし」
キッチンで歯みがきの話の続きであるらしい。シンクを見ると、相変わらず皿は山積みで、食べ残しで散らかっている。
「前にMonicaが、やめてくれと言ってから、一回もキッチンで歯みがきなんてしてないよ。そもそも、バスルームで夜中に歯をみがいたらうるさいかと思って、キッチンでしてたんで、こっちは気をつかってそうしてたつもりだったんだ」「歯みがきなんかでは起きないわよ」
で、いいかげん我慢の限界になったので、「じゃあ言うけど、僕はMonicaに汚いと言われる筋合いはないと思うよ。リビングにしても、キッチンにしても、散らかしっぱなしで汚しほうだいなのは誰? 皿なんて数週間置きっぱなしのこともあるし、食べ残しが腐ってよほど不衛生でしょ」「水だけ溜まってなければ大丈夫よ。排水口が詰まってたら、こうやって包丁の先を挿し込んで置くと流れていくから」「僕にしてみれば、食べ物に触れる包丁を、排水口に挿すことのほうがよほど不衛生だね」「別に無理にこれを使わなくてもいいのよ(私の包丁なんだから)」「自分のものが置けるスペースがあるならそうしてもいいさ。でも、そうやって買ってきた僕のこの鍋を見てよ。半年で焦げ付いてボロボロだ。僕は一回も焦がしたことがないのに」
「じゃあ出て行ってくれる?」「は?」「そんな不満を持った状態で一緒に住んでるのは良くないと思うし、実は、一人で住んでみたい、とずっと思ってたの。他人が家にいることに耐えられなくなってきてて」おいおい。「そんなの初耳だ。僕が文句を言ったから出てほしいってことでしょ。これまで1年以上、散らかってても廊下が物で埋まってても、文句なんか言ったことない。こんなに鷹揚なシェアメイトは居ないと思うよ。いつも家に居ないし。そっちが、自分を棚に上げて細かいことを言ってくるから、僕にも不満はあるんだよ、って言っただけじゃないか」「ずっと考えてたけど、言い出す機会がなかったのよ。こっちの都合だから、3ヶ月待ってもいいわ。うちと同じ家賃は難しいけれど、あと$100も足せばいくらでも見つかると思うし」
ということで、近いうちに出なきゃいかんことになった。理屈が通じないので、これ以上言っても無駄だろう。自分は相手にいろいろリクエストしても良いが、相手が言うと追い出す、なんてアンフェアな話だ、と思うけど。「散らかしたり片付けられなかったりは性格的なもので、それを取り上げてcreepy(おかしなやつ)と思われるのが嫌なの」って言うけど、僕は散らかしてることに文句を言ったんじゃなくて、自分が散らかしてるのに相手の細かい(しかもやってないのに)ことに突っ込むのはどうか? って言っただけなのに。
カテゴリ: ルームシェア | Comments Off on 2004年1月23日の日記
イラク戦争に反対し、ブッシュの対抗馬として伸びてきたハワードディーン民主党大統領候補(の候補)。人種差別に対して理解がないという他候補からのいちゃもんに対して、大学時代の黒人のルームメートが反論。
大学寮(4人部屋)の、ほんとの「ルームメート」の証言。親のはからいで、当時珍しい黒人とルームメートになったディーン候補は、彼らとのつきあいの中で人種差別問題にも詳しくなり、今でも彼らと友情を保っている、という話。
いずれ有名になりたい、と思ってる人は、友人やシェアメイトにも礼儀正しく接しておかないといかんですよ。もちろん、有名にならなくても、そうあるべきなんだけども。
カテゴリ: ルームシェア | Comments Off on 2004年1月20日の日記